岩手県久慈市の久慈琥珀(こはく)博物館(佐々木和久館長)は17日、同市小久慈町の琥珀の採掘場で、約8700万年前の白亜紀後期の地層から、カマキリの化石が入った琥珀を見つけたと発表した。
琥珀の中に見つかったカマキリの化石としては世界で8例目、日本では初の例という。18日から琥珀博物館で一般公開する。 2−3センチに切り出した琥珀の中のカマキリの化石は全長約14ミリ。頭は圧力で扁平(へんぺい)になり、胸から尻までは押しつぶされている。かまは折り畳まれていた。 佐々木館長は「かまにとげや微毛が多く生えており、これまで見つかった白亜紀の琥珀中のカマキリ化石とは異なる新種の可能性が高く、今生息するカマキリの初期に当たる種類かもしれない」と話している。 琥珀から8700万年前のカマキリ!国内初岩手で発見! 琥珀から1億年前のハチ 米研究者がミャンマーで発見ジェラシックパーク実現!? 琥珀から2000万年前のクモの化石 映画「ジュラシック・パーク」が現実に・・