どうなるマイレージ！？デルタ航空とノースウェスト航空が合併！

　
　世界航空３位のデルタ航空と６位のノースウエスト航空は１４日、合併することで合意したと発表しました。この新会社の旅客輸送能力は、現在首位のアメリカン航空を抜いて世界最大の航空会社となる見込みだ。
　

　
　アトランタを拠点とするデルタ航空は大西洋路線に強くて、ノースウェスト航空は東京を中心にアジア路線が充実しているなど、両社にとって良好な補完関係ができる組み合わせのようです。
　
　
　米航空業界は、2002年のテロ以来、２００６年までの５年にわたる長期低迷から抜け出したが、その後も燃料価格の急騰や米景気減速が業績を圧迫して経営が厳しいと言われてきました。
　
　
　統合後の新会社はアトランタを本拠として、航空会社名は、「デルタ」となる。
　
　デルタ航空は、ノースウェスト航空を株式交換方式で取得する。ノースウェスト航空の株主は、保有株１株につき、デルタ航空の１．２５株を受け取る。年間の収入は３５０億ドルを超えて、従業員数はおよそ７万５０００人。デルタのアンダーソン最高経営責任者（ＣＥＯ）が新会社のＣＥＯに就任する。
　
　

　コンチネンタルとユナイテッド、他社が合併なら合併
　
　コンチネンタル航空とＵＡＬ傘下ユナイテッド航空は、合併に向けた準備をほぼ終えて、デルタ航空とノースウエスト航空が合併を発表すれば、コンチネンタルとユナイテッドもすぐに合併の用意が整うとの見方を示した。
　
　コンチネンタル航空はかねてから、競争上の環境が変わらない限りは、独立を維持したいとの姿勢を表明していた。関係筋によると、コンチネンタル航空は、デルタ航空とノースウエスト航空との間の合併が発表されれば、ユナイテッド航空との交渉の場に戻る意向にある。