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November 27, 2008 space
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マジカルナンバー7±2 人間の記憶容量を司る単位はチャンク!?

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よく知られているように、電話番号や郵便番号が7桁なのは、普通の人間が瞬時に記憶できる最大数が7桁※であることに由来している。人間の記憶力に個人差があるのは言うまでもありませんが、短期記憶の容量に限っていえばほぼ違いがないことがわかっています。
 
※アメリカの心理学者ジョージ・ミラー氏は、論文「マジカルナンバー7±2」において、一般に記憶できる数は7桁プラスマイナス2であると示した。記憶すべき対象をイメージ化したり、ゴロ合わせで覚えれば、最大80桁まで覚えられると言われている
 

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 アメリカの心理学者ジョージ=A=ミラーが「マジカルナンバー7+-2」という論文の中で、一度聞いただけで直後に再生するような場合、日常的なことを対象にする限り記憶容量は7個前後になるということを示しました。この7個というのは情報量ではなく意味を持った「かたまり(チャンク)」の数のことで、数字のような情報量的に小さなものも、人の名前のように情報量的に大きな物も同じ程度、7個前後しか覚えられないということをミラーは突き止めたのです。
 

 # 「7つの大罪」,「7つの海」,「7不思議」,「1週間は7日」…
# 多くの研究結果を総合して,情報処理機能の限界は,情報の何らかのまとまり(チャンク,Chunk)を単位として数えて,7±2であるとした。
# チャンク:一つのまとまった意味単位として最初に記憶される(短期記憶に入る)1項目のことを1チャンクという。
# DOG(D,O,G)は3チャンク、DOGは1チャンク

 
ミラーはどのような金額のコインでも一定の枚数だけ入る財布にたとえ、大きな額面のコイン(大きな情報量のチャンク)も小さな額面のコイン(小さな情報量のチャンク)も関係なく、その枚数に限度がある財布、それが人間の短期記憶だと言っているのです。
 
わかりやすく言えば、1円玉でも500円玉でも7個入る小銭入れがあって、1円玉なら7円にしかならないが、500円玉なら3,500円になるということになります。
 
記憶力の達人
 
「天才的なプログラマー」と言われるチャールズ・シモニー氏には、こんなエピソードがある。彼が若い頃の話だが、20室の部屋がある城を思い浮かべてそれぞれの部屋に10種類ずつ異なるアイテムが収まっている様子をイメージすることで、200個の異なる情報を瞬時に記憶したそうだ。
 
10桁の数字を一度に記憶できる人は2千人に3人しかいないと言われており、チャールズ・シモニー氏が一般の人に比べて、いかに記憶力が優れているかわかるだろう。
 
現代のビジネスシーンでは、Officeソフトは必要不可欠なものとなっている。
 
報告書や申請書などの書類作成にはWord系、経理や集計の表計算にはExcel系、企画書やプレゼンテーションにはPowerPoint系など、IT企業だけでなく一般企業においても利用されるほど定着している。これらのOfficeソフトでもっと利用されているのが、いわずと知れたマイクロソフトのMS Officeシリーズだが、いったい誰が開発したのだろうか?
 
このOfficeソフトは、実はハンガリー生まれの天才的なプログラマーであるチャールズ・シモニー氏によって開発されたアプリケーションなのだ。チャールズ・シモニー氏は、どのような過程でWordやExcelを開発したのだろうか。
 
 
若い頃から天才ぶりを発揮
 
チャールズ・シモニー氏※は1948年9月10日、ハンガリーのブタペストで生まれる。彼が高校時代、コンピューターはハンガリーに数台しかなかったが、当時、電気工学の教授であった父の力でコンピューター技師のアシスタントの仕事に就いている。ちなみに最初に取り組んだコンピューターは、ソビエト連邦製「Ural 2」たっだ。
 
※Charles Simonyi。ハンガリー語では、Simonyi Karoly(シモニ・カーロイ)
 
 
高校時代に独自コンパイラーを開発
 
チャールズ・シモニー氏は、学生時代にプログラマーとしての一歩を歩み始めている。なんと、1966年に高校を卒業するまでの間に、独自のコンパイラーを開発しているのだ。その経験をもとにコペンハーゲンで一旦は職に就いたが、1968年にアメリカのカリフォルニア大学バークレー校に入学し、数学を専攻して 1972年に理学士号を取得している。
 
1972年、チャールズ・シモニー氏はゼロックス社のパロアルト研究所に勤務して、1974年にバトラー・ランプソンと共に世界初のWYSIWYG型のワープロソフト「Bravo」を開発した。1977年にはグループでのソフトウェア開発手法として「メタプログラマー」の概念を提唱し、同論文によりスタンフォード大学で計算機科学の博士(Ph.D.)を取得している。
 
 
"ハンガリアン記法"を考案
 
1981年、チャールズ・シモニー氏はマイクロソフト社に転職し、MultiplanやWord、Excelの開発に携わり、多大な功績を残す。これらのアプリケーションを開発する過程で、変数の命名法のひとつである"ハンガリアン記法"を考案した。
 
その後は、アプリケーション開発責任者や設計者代表(チーフ・アーキテクト)などの重要なポジションを任されたのち、Microsoft Research でインテンショナルプログラミングの研究に従事する。2002年に同社を退社したチャールズ・シモニー氏は、同年8月にインテンショナルプログラミングの概念を採用したソフトウェア会社であるインターナル・ソフトウェア社を創設した。
 
 ちなみに2007年3月時点での純資産は10億ドルで、名声とともに巨万の富を築いている。
 
 
宇宙旅行の夢を実現
 
チャールズ・シモニー氏は、仕事ばかりに没頭した訳ではない。彼が13歳でモスクワを旅行したとき、宇宙飛行士のパベル・ポポビッチ氏に出会い、以来宇宙旅行を夢見ていたそうだ。少年の日の夢は大人になっても変わらず、2007年4月 7日、ロシアの宇宙船ソユーズ「TMA-10」に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)での滞在を実現している。世界で5人目の民間人宇宙旅行者であり、少年の頃の夢を見事に果たしたのだ。
 
 
どんなに優秀な人間でも欠点があるように、どんなに優れているアプリケーションでも不具合がある。マイクロソフトでは、そのような不具合を解消するために定期的に修正パッチを提供しているが、パッチをあてたことが原因で、不具合が起きる事件など起きている。
 
 
 2008-03-25 11:54:17
 

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HOMENews BlogsScience Technology | November 27, 2008 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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