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March 16, 2008 space
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F1 オーストラリアGP決勝 ハミルトンが15台リタイアのレースを制す!

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いよいよ2008年F1世界選手権・開幕戦のオーストラリアGP決勝レースがスタートする。レース直前のコンディションは、気温37度、路面温度51度、湿度11%、快晴のドライコンディションとなっている。トヨタのグロックはペナルティにより10グリッド降格となり、18番グリッドからのスタートとなった。フォースインディアのスーティルはピットからのスタートとなっている。
 

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 現地時間午後3時半、ハミルトンを先頭にフォーメーションラップに向かう。多くのクルマがハードタイヤを選んだ中、ライコネンはソフトタイヤを履いている。各マシンがスターティンググリッドに着いた。
 
 シグナルがブラックアウトし、レーススタート!
  
ハミルトン、クビサ、コヴァライネンは順調にスタートを切る。マッサが大きくポジションダウン、ライコネンが8番まで大幅にジャンプアップ!後方では接触があったようで、セーフティーカーが入った。

デビッドソン、バトン、ウェーバーがピットに戻ってきた。接触してクルマにダメージを負っている模様。ヴェッテルとフィジケラがストップした。ピットに戻ったマッサはフロントウイングを交換した。中嶋もピットに入った。

スタート直後のリプレイが流れた。マッサはコヴァライネンと接触して右に振られてフロントノーズから壁に激突し、後方ではフィジケラが宙に浮くほど激しい接触をした模様。

3周目 セーフティーカーが戻ってレースが再開した。現在の順位は、ハミルトン、クビサ、コヴァライネン、ロズベルグ、ハイドフェルド、トゥルーリ、バリチェロ、ライコネン、クルサード、アロンソ、佐藤、ピケ、グロック、ボーデ、スーティル、中嶋、マッサとなっている。ここでバトンがリタイアした。

4周目 ピットに戻って修復作業を行っていたヴェッテルがマシンを降りてリタイアとなった。8位のライコネンは1分30秒台のペースで走行中、前を行くバリチェロにコンマ4秒差に迫っている。トップのハミルトンとは13秒の差だ。

6周目 ハミルトンは1分28秒513のファステストラップを記録。2番手のクビサに4秒3の差をつけている。

8周目 ハイドフェルドは依然としてドリンクボトルの不調を訴えている。

9周目 中嶋がピケをオーバーテイクして14番手に浮上。スーティルはピットに入り、リタイアとなった。

10周目 ライコネンがバリチェロの真後ろについてプレッシャーをかける。両者の差はコンマ5秒だ。

11周目 マッサがピケを交わして15位に浮上。ピケは1分33秒代のペースと振るわない。

13周目 ハミルトンは1分28秒007のファステストを更新。2番手のクビサとは9秒4の差となっている。クビサの後ろには1秒4差でコヴァライネンがつけている。

15周目 12位のグロックが佐藤を交わして11位に浮上した。10位アロンソとの差は大きく開いており、19秒の差となっている。

16周目 クビサがピットイン。再びハードタイヤを履いてピットを出て行った。ライコネンがバリチェロにオーバーテイクを仕掛ける。バリチェロはポジションをキープ。

17周目 マッサが中嶋を交わして14位となった。ここでハミルトンがピットイン。再びハードタイヤを履いて9秒2の作業でピットを後にした。

18周目 ライコネンがバリチェロをオーバーテイクし、6位にポジションを上げた。

19周目 ボーデがピットイン。13位のマッサが12位の佐藤にコンマ3秒差に迫っている。

20周目 トゥルーリがピットイン。ステアリングを交換しようとしたが何かトラブルがあったようで、トゥルールはクルマを降りた。

21周目 ハイドフェルド、ロズベルグがピットイン。ハイドフェルドはクルサードの後ろでコースに戻った。その後ろにロズベルグが戻ろうとしたが、アロンソがロズベルグを交わして前にでた。

22周目 コヴァライネンがピットイン。ハミルトンの後ろ、ライコネンの前でコースに戻った。クルサードも1回目のピットストップを行った。

23周目 バリチェロがピットイン。重い状態のコヴァライネンの後ろに軽いライコネンがコンマ5秒まで迫っている。ペースを上げたいライコネンにとってはもどかしい状況が続いている。

25周目 マッサとクルサードが接触。クルサードは接触のはずみでマシンが激しく壊れてリタイアとなった。この接触によりセーフティーカーが入った。
 

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現在の順位は、ハミルトン、コヴァライネン、ライコネン、クビサ、ハイドフェルド、アロンソ、ロズベルグ、バリチェロ、グロック、マッサ、中嶋、ピケ、ボーデ、佐藤となっている。ピットストップを行っていないのはライコネン、アロンソ、グロック、ピケの4人だ。

28周目 ピットレーンがオープンし、ボーデがピットに入ってきた。

29周目 クビサ、アロンソ、中嶋、グロックの4人もピットイン。

30周目 セーフティーカーが戻ってレース再開。ライコネンがホームストレートでコヴァライネンの真後ろにつけてオーバーテイクを仕掛ける。しかしコヴァライネンはポジションをキープ。ライコネンは再びコヴァライネンにオーバーテイクを仕掛けるが、コーナーでブレーキングを遅れさせすぎてコースアウト!なんとか壁に激突せずに済んだものの、大きくポジションを下げてしまった。

ピケがピットイン。1回目のピットストップを行った。ここで突然マッサがスローダウン!マシンを止めてリタイアとなった。

31周目 ライコネンがピットイン。ハードタイヤを履いてコースに戻った。ライコネンは1ストップ作戦で追い上げをかける。コース上でピケがマシンを止めており、リタイアとなった。

32周目 佐藤もコース上にマシンを止めてリタイアとなった。

33周目 大荒れの開幕戦は半分の11台のマシンがリタイアとなってしまった。現在の順位はハミルトン、コヴァライネン、ハイドフェルド、ロズベルグ、バリチェロ、ボーデ、クビサ、アロンソ、中嶋、グロック、ライコネンとなっている。

34周目 8位のアロンソが前を行くクビサにコンマ4秒まで迫り、オーバーテイクのチャンスをうかがっている。

37周目 ハミルトンは1分27秒830のタイムで走行中。2番手のコヴァライネンとは5秒5の差となっている。

38周目 ハミルトンは1分27秒452のファステストラップを更新した。6位ボーデの後ろにはコンマ7秒差でクビサが迫っており、その後ろにはコンマ4秒差でアロンソがつけている。

40周目 最後尾のライコネンは1分28秒760のペースで追い上げている。トップのハミルトンとは48秒差だ。

42周目 ライコネンは前を行くグロックにコンマ3秒差まで迫った。真後ろに迫ったがリアが滑ってスピン!なんとかコースに戻ったものの、大きなタイムロスとなった。

43周目 ハミルトンとロズベルグが2回目のピットイン。

44周目 グロックがコースオフを喫し、グラベルで激しくクルマが跳ねて大クラッシュ!!今日3回目のセーフティーカーが入った。グロックは自力でマシンを降りている。

45周目 バリチェロがピットイン。給油ノズルが入ったままロリポップが上がってしまい、バリチェロはメカニックをひきずったままスタートしてしまった。
 

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現在の順位は、コヴァライネン、ハミルトン、ハイドフェルド、バリチェロ、ロズベルグ、ボーデ、クビサ、アロンソ、中嶋、ライコネンとなっている。バリチェロはセーフティーカー先導中の給油タイミングの件で審議対象となった。

残り12周 コヴァライネンが2回目のピットイン。アロンソもピットに入ってソフトタイヤに履き替えた。コヴァライネンはライコネンの後ろの9番手でコースに戻り、その後ろにアロンソとなっている。

残り10周 セーフティーカーが戻ってレース再開。ここでクビサと中嶋が接触した模様。両者はピットに入り、クビサはリタイアとなった。中嶋はパーツを交換してコースに戻った。バリチェロは10秒ピットストップのペナルティとなった。

残り9周 コヴァライネンはライコネンをしたが、その隙にアロンソが一気に二人を抜いて5位にポジションアップ!

残り8周 コース上には9台のマシンしかいなくなってしまった。5位のアロンソは前を行くボーデにコンマ4秒に迫っている。アロンソの後ろにはコンマ5秒差でコヴァライネンがついている。

残り7周 ライコネンが1分36秒台まで大幅にペースダウン。エンジンにトラブルを抱えているようだ。

残り5周 7位のライコネンは懸命に走行を続けている。8位のバリチェロとは12秒の差だ。9位の中嶋はバリチェロから45秒遅れている。

残り4周 6位のコヴァライネンが5位のアロンソにオーバーテイクを仕掛ける。しかし、アロンソも譲らず。ここでライコネンがスローダウンし、マシンを止めてしまった。これでコース上には8台のマシンとなった。完走すれば全員がポイント獲得。

残り3周 ここでバリチェロがピットレーン出口を赤信号のまま通過するリプレイ映像が流れ、審議の対象となった。ここで4位を走行していたボーデのマシンから煙が上がった!大健闘のボーデだったが惜しくもリタイアとなった。エンジントラブルの模様。
 
 
残り1周 コヴァライネンがアロンソをオーバーテイク!しかし、ホームストレートでコヴァライネンがスローダウン!再びアロンソが前に出た!!コヴァライネンは再び走行を続けているが、気になるスローダウンだ。
 
ファイナルラップ
 
スタートから順調な走行を続けていたハミルトンが余裕の走行。

レース終了!
 
ハミルトンは昨年の日本GP以来となる優勝を飾った。2位にハイドフェルド、3位にはロズベルグが入り、嬉しい初表彰台を獲得した。チームメイトの中嶋も7位に入り、ウィリアムズは両ドライバーがポイントを獲得した。
 

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2008年シーズンの開幕戦は7台完走、15台がリタイアとなる大荒れのレースとなった。サバイバルレースを生き残ったのは、1位ハミルトン、2位ハイドフェルド、3位ロズベルグ、4位アロンソ、5位コヴァライネン、6位バリチェロ(しかし、審議中)、7位中嶋となった。ボーデは完走扱いで8位となり、デビューレースで嬉しいポイント獲得となった。
 
決勝
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time

1 L・ハミルトン マクラーレン 1:34:50.616
2 N・ハイドフェルド BMW + 5.478
3 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 8.163
4 F・アロンソ ルノー + 17.181
5 H・コヴァライネン マクラーレン + 18.014
6 R・バリチェロ ホンダ + 52.453
7 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 1 laps
Did not finish
8 S・ボーデ トロロッソ + 3 laps
9 K・ライコネン フェラーリ + 5 laps
10 R・クビサ BMW + 10 laps
11 T・グロック トヨタ + 14 laps
12 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 27 laps
13 N・ピケ・ジュニア ルノー + 28 laps
14 F・マッサ フェラーリ + 29 laps
15 D・クルサード レッドブル + 33 laps
16 J・トゥルーリ トヨタ + 38 laps
17 A・スーティル フォースインディア + 49 laps
18 M・ウェーバー レッドブル + 57 laps
19 J・バトン ホンダ + 57 laps
20 A・デビッドソン スーパー アグリ + 58 laps
21 S・ヴェッテル トロロッソ + 58 laps
22 G・フィジケラ フォースインディア + 58 laps

 

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