つんく♂、今度はお好み焼き!? モーニング娘。らを手がけるエンターテインメントプロデューサーのつんく♂が、東京・新宿の歌舞伎町に、お好み茶屋「かりふわ堂」をオープンする。 食通として知られるつんく♂が、素材からプロデュースした「懐かしいのに、はじめての味」のお好み焼きを提供。3月17日のグランドオープンに先駆け、15日、16日にはプレオープンを実施する。2日間に限り、500円均一でメニューを提供。また、各日先着30人にオリジナルソースがプレゼントされる予定。
つんく♂さんにとって、理想のお好み焼きとは? 僕はお好み焼きの環境で育ってきているんです。ウチの親父の弟も、お好み焼き屋を30年ぐらいやっています。弟もたこ焼き屋をやっていますし。 お好み焼きにまつわるエピソード。 今回、お好み焼き屋をやるっていうことの前に、大阪のお好み焼きの基本っていうのは、いかに山芋をケチらないか。お母さんが、山芋なくてもええかと粉ばっかりでやると、パッツパツのお好み焼きが出来るんですよ。 おいしくないホットケーキみたいな。やっぱり、そうじゃなくって、山芋たっぷりのがうまい。でも、僕は2年ぐらい前から、全身にじんましんが出るようになって。山芋って痒くなるじゃないですか。アレルギーの人はすごい反応しますから。山芋入れたらうまいねんけど、なんとか山芋の量をちょっとでも減らして、じんましんに反応しにくいお好み焼きを作られへんもんかなと。僕に限らず、お好み焼き好きやねんけど、山芋は反応すんのよなって人が結構いると思うんですよ。 そこで、僕が発明したのが、マッシュしたジャガイモを、山芋1に対して、ジャガイモ2ぐらい入れるんですけど、これでやったらどうなるやろうなと、家で試行錯誤しながら作っていったんです。 これが棚からぼた餅というのか、ひょうたんから駒というのか。山芋が減ってちょっとおいしくなくなるけど、痒くなくなるからええかって思ってたら、逆でジャガイモ入れたほうが、甘くてクリーミーでおいしかったんです。 これはめっけもんやなあと。このレシピでやってる人おるかなと思って、調べてみたんですけど、無くてですね。あれ?これって業界初?みたいな感じで。オレだけがおいしいと思ってるのかなと思って、いろんな人に食べてもらい始めたんですよね。そしたら、みんなやっぱりおいしいと言ってくれるんで、これはいけるんちゃうかと。 つんく♂さんが特にオススメするメニューは? お好み焼きの基本は、大阪人から言わせると、豚玉に始まって豚玉に終わるんです。なんですが、実は、お好み焼き屋のレベルを見るには、焼きそばなんですよね。焼きそばの麺、ソース、焼き方含め、タラタラやってる店はダメなんです。どんだけ強火でチャッと焼き上げるかというのが秘訣なんで。ウチの自慢は、焼きそばですね。焼きうどんも讃岐うどんを使っています。あとは、とん平チーズ焼きは、たぶん女の人はうなるでしょうね。豚と玉子で巻き上げるんですけど、豚の入った玉子焼きっていうのかな。開けたら、ジュワーっと出てくるような料理です。これがオススメですね。 東京なのにリーズナブル。今までに無かったと思うんで、初めての体験をしてもらいたいなと思います。大阪人の方もそれ以外の方も納得していただけると思うので、楽しみにして来てください。 ■お好み茶屋「かりふわ堂」 東京都新宿区歌舞伎町1−12−6 歌舞伎町ビル2F 営業時間:平日は17時〜翌朝4時、土日祝は11時〜23時