IE8 : Internet Explorer 8 ベータ1

　
　Microsoftは、近い将来登場する「Internet Explorer 8」（IE 8）でセキュリティと使いやすさに引き続き重点を置くほか、既存の標準との互換性を維持しながらウェブ開発の改善を目指すという。Microsoft では IE8 の改善点でブラウザを使うユーザーの立場から見て、機能的に便利になったポイントは以下の5つあるとしている。　
　
　(1)CSS 2.1への対応
　(2)CSS対応の改善
　(3)パフォーマンスの向上
　(4)HTML 5 対応の開始
　(5)開発者向けツール
　(6)Activities機能
　(7)WebSlices機能
　(8)2008年3月5日（MIX08初日）にベータ1をリリース
　
　ブラウザの差異としてもっとも大きかったCSS対応の改善とレンダリングのパフォーマンスの向上が大きいポイントとなる。新機能では、 Activities機能、WebSlices機能があり、さらに、APPLEが先日公開した safari3.1 でも実装された HTML5への対応がウェブデザイナーやユーザにとって大きく影響する。
　
　
　そして最もユーザーが気になるのは、IE7の激遅が改善されるのか！だろう。これは、グーグルのWebメールサービス「Gmail」の開発チームの報告がIE8を評価した記事が紹介されている。これによれば、JavaScriptの実行速度がIE7と比べ250％向上しているという。しかしHTMLおよび画像の読み込みとレンダリングの改善はあまり見られず、現時点ではトータルとしては最新ブラウザ（FireFox3やsafari3.1に比べ）の中でも、やはり遅いと評価されている。
　

　
　Microsoft社のサービスとの連携は強化され、「Windows Live」などの外部サービスをIE8の中からそれらを簡単に利用できるようにされている。例えばWebページ内で範囲選択した語句を基に、地図検索や翻訳などをワンクリックで実行できるようになっている。
　
　
　注目される機能としては、HTML 5への対応開始（Ajax Navigation機能の搭載）がある。
　
　これは、Ajaxと呼ばれる、JavaScriptやXMLなどを利用して動的なWebページを実現するためのコーディングで、このAjaxを利用した地図情報サービスなどで、ブラウザー内でマウスを使い、地図を動かしたり、拡大・縮小したりといったことが簡単にできる。
　

　
　これまでは地図上で拡大ボタンを押して拡大したあとにブラウザーの「戻る」ボタンを押すと、地図を表示する前のページが表示されていたが、Ajax Navigation機能を搭載することで、拡大前の状態に戻ることが可能になっている。前の状態に戻るという逆方向の遷移が行われても、ユーザビリティの高いページを提供することができるようになった。
　
　
　Silverlight 2 ベータ1 〜開発者向け機能を搭載、対応コンテンツ増を狙う

　Silverlightは、マイクロソフトが開発するブラウザーへベクターグラフィックのプラグインで、アドビ システムズの「Flash」に対抗する技術とされ動きのある華やかなWebページを開発できるのが特徴。
　
　Silverlight 2の主な新機能。
　(1)Adaptive Streaming機能
　(2)Progressive Download機能
　(3)マルチ言語対応
　(4).NET言語対応
　(5)WPF UI Framework対応
　(6)DeepZoom
　
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Internet Explorer 8（IE8）のベータ1
　

　

Firefox3Beta4レビュ〜〜凄いぞ！速い！JavaScript処理が劇的向上
ブラウザ世界最速？safari 3.1 登場！
IE8 : Internet Explorer 8 ベータ1