Firefoxの次期バージョン3のBeta4が出たそうなので、さっそくものは試しにとインストールして実行してみました。おぉぉぉすげー速いってのが第一印象で、現在の最新バージョンFirefox2.0.012よりも明らかに体感速度が速く、IEなんかぶっちぎりの表示(レンダリング)速度を体感できます。(しかし、このロゴが何の意味があるんでしょうか?もうすぐリリースされると言われている、Microsoft帝国軍のIE8を迎え撃つ?)
この爆速ブラウザーFirefox3Beta4ですが、どうやったらこんなに早くできるんでしょうか?IEとFirefoxではレンダリングのエンジンが違うので、結構癖があると言われていて、IEがある意味ではOSのことをちゃんと考えて、メモリーやCPU、通信を占有しないようにおとなし目に動作すると言われてきました。 Firefox前のNetscape時代から、このブラウザーはセッションを張りまくって、同時にHTMLやイメージファイルを落として(引っ張って)くるので、結果表示が速いと言われてきました。 確かに今のFirefox2.0でもIEと表示速度もレンダリングの順番も見て違いが判るほどに個性的ですが、それを上回るFirefox3のレンダリングスピードは異常です。これは速度違反に近い超快適なブラウジングが実現されそうです。 この驚異のレンダリングスピードを実現しているのが、Firefox 3のコアとなるのが、レンダリングエンジンのGecko 1.9です。このGeckoは、「Firefox 1.5ではGecko 1.8、Firefox 2.0ではGecko 1.8.1を搭載していたが、Gecko 1.8と1.8.1の違いはバグ修正のみであったのに対し、Gecko 1.9では全面的な改良を加えている」ことが、いい方向で作りこまれているようです。 この時期Gecko 1.9では、画像関連では写真などの発色がより鮮やかになるなど、画像処理においても大幅な改良が施され画像本来の色をより再現できるようになったほかに、新たにアニメーションPNG(MNGとは別のもの)をサポートするようです。またHTMLの記述およびページのデザインにおいては、テキスト関連で「fi」「fl」のように連続した文字を結合する「合字」や文字間隔の調整機能が向上して、今まで不自然だったアラビア語などの文字間隔が改善されるようです。さらに、Webメールやオンラインカレンダーなどをオフライン時に参照できるような、ローカル保存機能を充実させるとしています。 まだBeta4の段階なので評価はできませんが、一部ページの表示および構成に関して現在のままで影響が見受けられています。FireFoxが直るのかページ構成を調整しなければいけないのかは、微妙なところです。