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March 2, 2008 space
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ノアの箱船が完成!北極・永久凍土に100万種の植物を保存

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現代の科学で実現可能な「ノアの箱舟」が北極の大地ノルウェー領スバールバル諸島のスピッツベルゲン島に完成しました。この「ノアの箱舟」には、地球温暖化や戦争などによる絶滅に備えて100万種類以上の作物の種子が保存されることになります。しかし永久凍土とはいえ、このまま地球の温暖化が進むと、緑の大地に変わるかもしれないと言われるなど、深刻な状況は変わりません。
 

DSC_0844homepage.jpg

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 この施設は、ノルウェー政府などが運営するthe Global Crop Diversity Trustが運営する「スバールバル全地球種子庫」と呼ばれている。温度の調節のためにエネルギーを必要としない設計で、地球の極低温地域の永久凍土を利用して、低温で種子を保存できるように造られている。
 

norvay-04%20-smaller.jpg

 
 世界中から種子を集め保管を行う予定。各国からの提供が始まっていて、最も多く提供したのがフィリピンの国際稲研究所で、すでに7万種ものイネの種子を提供したほか、ムギやトウモロコシなどの種子も送る予定としている。
 

 
生物の細胞や遺伝子を保存する施設は増えており、日本でも国立環境研究所(茨城県つくば市)などにある。だが、スバールバル諸島の施設はそれらの中でもかなり規模が大きいという。
 
 「ノアの箱船」トウガラシの種が仲間入り
 
 地球温暖化や戦争などによる絶滅に備え、現代の植物版「ノアの箱船」といえる約450万種の作物の種子を集める予定のスバールバル全地球種子庫に、トウガラシの種が到着した。北極圏のノルウェー領スピッツベルゲン島にある同種子庫が11日、発表した。
 
トウガラシはもともと中南米原産だが、現在は世界の食文化に広く浸透。今回は、米ニューメキシコ州などで栽培されている中辛〜辛口の数種を米上下院議員がコロラド州の施設から持参した。高温や乾燥に強く、「気候変動向き」とされる穀類の種も400種以上が持ち込まれた。
 
 同種子庫は2008年2月にオープン。これまで約52万種以上の種が集まっている。

 
logo_svalbard_eng.gif
the Global Crop Diversity Trust

 

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