コピーフリー地デジチューナーとして、地上デジタル放送の番組を録画して無制限にコピーできることから話題を呼んだ台湾製デジタルハイビジョンテレビアダプター「Friio(フリーオ)」が、本日(24日21時から)販売が再開されるとホームページに告知があります。買うなら最後のチャンスかもしれません!
コピーフリー地デジチューナー「フリーオ」が本日より再販開始 このホームページには、デジタルハイビジョンアダプター「フリーオ」が本日1月24日の午後9時(日本時間)から販売再開とあり注文ページで購入することができるようになるようですが・・・午後9時にならないと本当に販売されるのか判りませんね。 購入は送料込みで2万9800円で、PayPalのクレジットカード決済となるので購入に際してはクレジットカードが必要となります。フリーオは直接台湾からEMSにて送られます。週に2度発送され商品の納期は平日の場合で2〜4日と記載がありますが、今回注文が殺到しそうですから、時間が掛かるかもしれません。事前にPayPalのクレジットカード決済を使えるように申し込んでおく方がいいでしょう。 地上デジタルのコピーガードを外す訳ではない・・・ この地デジチューナー「フリーオ」は、地上デジタルのコピーガードを外す訳ではなく・・・データを保存する際に暗号化処理をしない(回避?)仕様となっているだけなので、違法とは言えないグレーな仕様の製品です。 ご存知のとおり地デジ放送の電波を受信してテレビに映し出す際には、「B-CASカード」を使って暗号化解除が行われます。この「B-CASカード」がある製品は地デジの実装上は問題のない製品と認定されて始めて発売となるのですが、この解釈を逆手にとって「B-CASカード」なしで販売して、必要な「B-CASカード」は他の製品のカードを使うなんて・・・発想?利用方法を思いも付かなかった総務省や放送業界関係者に、大きな衝撃を与えたようです。 「B-CASカード」を万能な免許だと思ってきた日本の総務省と放送団体 そもそも日本の地デジは、この「B-CASカード」を与えた製品しか発売できないと思われてきました。事実この「B-CASカード」が無いと地デジを受信しても暗号化を解除できないのでテレビに映し出すことができないのです。 日本国内のメーカーは地デジチューナーを搭載した製品を販売する際に、この「B-CASカード」を申請して、製品の仕様に問題のないものだけに「B-CASカード」を発行してもらい製品に付属させて販売してきました。そのためPCで使えるチューナーや録画できるキャプチャーカードが発売できなかった理由もここにあります。 そのため「B-CASカード」は認定製品に与えられる免許のようなものと考えられてきました。「B-CASカード」の発行の認定機関のような会社があって要するに総務省官僚の天下り先?なんでしょうか・・・ 地デジチューナー「フリーオ」には「B-CASカード」は付属しない しかし地デジチューナー「フリーオ」は、製品に「B-CASカード」は付属しないで、製品としての申請も認可も必要ないのです。暗号化解除に必要な「B-CASカード」は、正式に認可された地デジ対応のテレビやチューナーなど他社の製品に付属するものと流用して、「フリーオ」に差し込んで使うだけの仕様なので、「B-CASカード」の申請も製品の認可?免許申請も必要ないのです。 このように日本の地デジの魂とも言える「B-CASカード」(要するに認可制度と発行期間の収入=天下り先の確保なのか?)を使って、製品としては問題のない「地デジチューナーフリーオ」のような仕様(実装方法)に対しては、カード(免許)があれば大丈夫!と考えてきた物理的なコピーガードの仕様を策定した総務省が、今後は「保存の際に暗号化しなければいけない」、「付属する製品でしかB-CASカードを作動できないようにする」など、B-CASカードの仕様制限を設ける規制が準備されているそうです。(建前は放送業界の権利の確保=総務省の権利=利権の保持=認定企業の利益=天下り先の確保) この法制度化の前に商魂たくましい台湾のメーカーも「フリーオ」の在庫商品を売ってしまおうと考えているのでしょうか!今回の緊急発売になったのかもしれません。買うならこのチャンスを逃したら二度と日本では手に入らないかも知れませんね。 ■地デジチューナー「フリーオ」注文受付