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December 16, 2007 space
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浦和レッズ サッカークラブ世界3位 ワシントン魂の3点ゴール!

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サッカーのクラブ世界一決定戦、トヨタFIFAクラブワールドカップ(W杯)の3位決定戦が16日、横浜国際総合競技場で行われ、アジア代表の浦和(日本)がアフリカ代表のエトワール・サヘル(チュニジア)と対戦。先制された浦和は、ワシントンの2ゴールで一度は逆転するも、直後に追いつかれて2−2で前後半が終了しPK戦に。浦和はワシントンがPK戦でも1ゴールを決めて4−2で制して、世界3位に輝いた。
 

FIFA2007_1216_so01.jpg

 

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 試合開始直後、浦和はPKを決められてエトワール・サヘルに先制されるも前半34分、後半25分とワシントンがヘディングでゴールを決めて逆転した。しかし、直後の30分にゴール前の混戦からエトワール・サヘルに1点返されて同点に。PK戦では、エトワール・サヘルの1人目と4人目のキッカーがゴールを外したのに対して浦和は順調にゴールを決めて、勝利した。
 
前半5分 エトワール・サヘル GOOOOOAL!!
 
 PKのキッカーはフレジ。ゴール左隅に強烈なシュート! GK都築の右手をはじき飛ばし、ネットを揺らす。E・サヘルが先制
 
前半35分 浦和レッズ GOOOOOAL!!
 
 右サイドから山田がアーリークロス。DFのクリアボールが甘くなり、こぼれ球を拾った相馬が左サイドからクロス。カーブのかかった高いボールがゴール前に入ると、ワシントンがへディングシュート! ゴールネットを揺らす。浦和が同点に追いつく
 
【前半】

 エトワール・サヘルが立ち上がりから試合を優位に進めた。足元の技術に優れるMF陣が巧みなボールキープとパスで中盤を組み立て、5分にはPKで先制。以降は浦和にボールを持たせながらも、自陣深くで鉄壁の守備網を構築し、好機を与えない試合運びをみせた。

 浦和は全体に動きが鈍く、足元でパスを回す展開が続いた。ワシントンへのくさびのパスも徹底的に封じられ、攻撃の形が生まれる前にボールを奪い返される場面が目立った。それでも、35分、左サイドの相馬が精度の高いクロスをゴール前に送り、ワシントンが打点の高いヘディングシュートを決めて同点。限られた好機をゴールに結びつけた。
 
 
後半25分 浦和レッズ GOOOOOAL!!
 
 相馬のクロスを相手DFがハンドで止め、FKに。ペナルティーエリア左外、ゴールライン際からのFK。永井がゴール中央にカーブのかかった速いボールを送ると、ワシントンがヘディングシュート! たたきつけたボールがゴールに吸い込まれる。浦和が逆転!
 
後半30分 エトワール・サヘル GOOOOOAL!!
 
 ロングボールをベンディファラーがヘッドで最終ライン裏につなぐと、シェルミティがネネと競り合いながらボールを奪う。シェルミティはフェイントでネネを抜き、ゴール前に向かうが、カバーに入ったDFに倒される。こぼれたボールをGK都築が飛び出して取りに行くが、素早く立ち上がったシェルミティが体を投げ出してボールを奪い、無人のゴールに流し込む。浦和、同点に追いつかれる
 
【後半】

 流れは前半と変わらずエトワール・サヘル。浦和は相手の圧力を前に最終ラインが下がり、ボールを奪っても緩慢なプレーなどからすぐに奪い返される苦しい時間帯が続いた。

 ここをしのいだ浦和は25分、左サイドの深い位置で得たFKから永井がゴール前へボールを送り、巧みなポジション取りでフリーになったワシントンがヘディングで決めて逆転。その後は再び劣勢となり、直後の30分、シェルミティにゴールを許し同点に。以降も浦和がゴール前で耐える時間が続いたが、得点は動かず、勝敗はPK戦にゆだねられた。
 
 
 涙のゴール宣言!浦和・ワシントン、ラストゲームで3位決める
 
 “涙”のゴール宣言だ!! 16日のクラブW杯3位決定戦エトワール・サヘル(チュニジア)戦(横浜国)でFWワシントン(32)が浦和でのラストマッチに臨む。フルミネンセ(ブラジル)移籍が決まっている助っ人は15日の練習後、涙を浮かべて「点を取って3位になる」とキッパリ。浦和をアジアの頂点に導いた男が有終の美を飾る。
 
 

 ワシントンがフルミネンセへ移籍
 
 ブラジルリーグの強豪、フルミネンセのブランコ会長は11日(日本時間12日)、4人の新加入選手を発表、J1浦和のFWワシントン(32)と契約を結んだことを明らかにした。
 
FIFA2007_1216_so02.jpg
ワシントン最後の投稿

 
 これを受けてワシントンは12日、「話は聞いている。早めに自分の将来を考えないといけない。監督が残るなら、自分は残れないと思っていた」とコメント。今季、たびたびオジェック監督と対立しており、指揮官続投を前提に、移籍を視野に入れたことを示唆した。
 
 ワシントンは2005年に東京V入り。浦和に移籍した昨季はJ1で得点王に輝き、リーグ優勝に貢献。今季もACL優勝の原動力となった。またクラブW杯でも10日のセパハン戦でもゴールを決めている。ワシントンが浦和でプレーするのは、クラブW杯の残り2試合となる。

 
 チーム愛が潤んだ瞳からあふれ出す。今季限りで、浦和を退団するワシントン。練習後、ほおをつたう涙を拭いながら、浦和での最終戦に思いをはせた。
 
 
 「このクラブは好きだし、残りたかった。悲しいし寂しい。今、一番やりたいことは、点を取って3位になること。サポーター、クラブに恩返しがしたい」
 
 
 浦和移籍1年目の昨季はリーグ戦26ゴールを挙げ得点王、優勝に貢献した。しかし今季から就任したオジェック監督と、起用法をめぐって確執が表面化。交代を命じられ、怒りを爆発させたこともたびたびあった。練習の指示に従わずベンチ外となったことも。
 
 
 判定に不満を訴えてピッチサイドのペットボトルをけり上げるなど問題視される行動が目立った1年だったが、それも勝利への熱い思いの裏返し。浦和での公式戦117試合で89得点。今季もそのゴールでチームを救った。10月24日のACL準決勝第2戦(ホーム)・城南一和(韓国)戦では絶妙のトラップから、右足で弾丸ミドル。満員のスタンドの度肝を抜いた。クラブW杯準々決勝・セパハン(イラン)戦(豊田ス)でも、角度のないところから技ありシュート。世界の舞台でも、元ブラジル代表は輝き続けた。
 
 
 自身のブログで「浦和のものでないのなら、他のユニホームを着てJリーグでプレーを続けていく気はない」とコメントするほど、浦和に愛着がある。心臓病を抱えるストライカーは治療のことも考えてブラジル帰国を選んだが、「いつの日か選手としてではなく、監督として戻ってくるかもしれないね」と同ブログでは、夢も語っている。
 
 
 「最初から最後まで、いいことばかりだった。いい形で終わりたいと思う」。愛される助っ人のラストマッチ。16日の試合終了後、今度は歓喜の涙をみせてくれるはずだ。
 
 試合後、ワシントンのコメント

優勝したかったけれど、強いチームもいるのでリスペクトしたい。われわれはベストを尽くして3位になることができた。チームにおめでとうと言いたいし、サポーターにも感謝したい。(浦和での最後の試合となったが)いい形で締めくくりたかった。自分もゴールを決めたかったし、サポーターも期待していたので、いい形で2点を取って、いい形で3位になって、締めくくることができた。今までサポートしてくれて、感謝している。浦和のサポーターのことは一生忘れない。ありがとう。


 

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HOMENews BlogsSoccer | December 16, 2007 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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