フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル最終日は15日、当地で行われ、女子自由で前日のショートプログラム(SP)最下位6位だった浅田真央(愛知・中京大中京高)はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めるなどほぼミスのない演技で1位となったが、合計191.59点で昨季に続き2位に終わった。メダル獲得は3季連続。
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位選手によるGPファイナルは15日、当地で最終日を行い、SP6位の浅田真は、トリプルフリップ−トリプルトーループのコンビネーションを決めるなど自由で1位となり、合計得点を191・59としたが、金の196・83点に及ばず、2年連続の2位だった。 SPで首位だった昨年の世界ジュニアチャンピオン、金妍児(韓国)は序盤にジャンプで転倒したが、合計196・83点で連覇を達成した。女子で3人目の2連覇を達成した。SP4位の中野友加里(早大)は172.96点で5位。
<さすが金妍児>連覇を狙う金ヨナが最終滑走で貫録の演技を見せ、首位発進した。 冒頭のコンビネーションが3回転―1回転と乱れ、要素点では2位のザン(米国)を下回ったが、演技点はダントツ。SPの今季世界最高得点に「大きな失敗はあったけど、いい点数でよかった」と笑顔を見せた。直前に演技した浅田が乱れたが「自分に集中していた」という。「フリーは3―3回転を決めて高い得点を出したい」と強気だった。 フィギュア・初の快挙逃した高橋 グランプリ(GP)ファイナル最終日、自由演技終了後、顔をしかめる高橋大輔。合計238.94点で2季連続の2位にとどまり、日本男子のGPファイナル初制覇はならなかった。
男子では、SP2位のランビエルがフラメンコのリズムに乗った自由で155・30点をマークして1位となり、男子フリーでは、SP2位だった2006年トリノ五輪の銀メダリスト、ステファン・ランビエル(スイス)が合計239・10点で逆転優勝。 今季のGPシリーズで2勝を挙げた高橋は、この日のフリーで4回転ジャンプを成功させるなどしたが、ステファン・ランビエル(スイス)に逆転を許して0.16点差の2位だった。 SPで首位だった高橋大輔は合計238・94点で銀メダルに終わった。 フィギュアスケート 浅田真央 GPファイナル2位、金妍児が連覇 世界フィギュア 安藤美姫が優勝 浅田真央は銀 グランプリシリーズ今季第6戦 NHK杯国際フィギュアスケート 競技大会2006 フィギュアスケート ジャパンオープン2006 浅田真央 安藤美姫 トリノ・オリンピック フィギュアスケート初W金メダル獲得