自動チューニング機能「世界初搭載」ギブソン社が発売
新ギターには半導体やモーターが内蔵されており、ペグ(糸巻き)を機械制御してわずか2秒間で音程を合わせる仕組みだ。通常の調弦だけでなく、設定しておけば、曲ごとに異なる調弦に変更することができる。同社は、調弦が苦手な初心者だけでなく、プロの演奏家にも自動調弦ギターが浸透すると期待している。
偉大なギタリストたちは以前から、オルタネート・チューニング、オープン・チューニングの効果を理解してきました(オルタネート・チューニングとは、E A D G B Eのスタンダード・チューニングから逸脱したチューニング、オープン・チューニングは、オープンになっている弦を一斉に鳴らすとコードを奏でるチューニングのことを意味しています)。
いい音を出すためには、正確なイントネーションが必須です。イントネーション調整されていないと、きれいなハーモニーが鳴らないばかりか、チューニングされた状態でもコードの音が狂ったり、シングルノートでさえも特にネック上部(高音部)でピッチが狂ったりします。
しかし、正確なイントネーション調整にはかなりの時間と手間がかかります。そのため、手間ひまを惜しんで、多少狂った状態のままで弾いてしまうプレーヤーも少なくありません。また、プロのリペアマンに頼んできちんと調整するにしても、かなりの時間と費用がかかってしまいます。だからといって、きちんとしたトレーニングや経験もなく、自分で調整しようとすれば、状態をさらに悪化させてしまう可能性もあります。でも、もうそんな心配はいりません。
ギブソンのロボットギターは、自動チューニング、オルタネート/オープンチューニング機能に加え、イントネーション機能も備えています。これを使えば、経験のない人でもシンプルな操作で完璧なイントネーション調整を行うことが可能です。チューナーやその他の道具は必要ありません。必要なのは、小さなスクリュードライバー1本と、ロボットギターのマスター・コントロール・ノブ(MCK)だけ。あとはギターが自分で、プロのギターテックよりも遥かに早く、瞬時にイントネーション調整をしてくれるのです。
Gibson Proudly Presents The Robot Guitar―
A First Run Limited Edition
On December 7, 2007, Gibson will change the guitar world forever. Again.
True to the spirit of innovation that inspired Gibson to invent the legendary Tune-o-matic bridge, the powerful humbucker, and the revolutionary Digital Les Paul, Gibson proudly presents the Gibson Robot Guitar―the world's first guitar with robotic technology.
Since the dawn of the instrument, musicians have come to accept the guitar's imperfections and lack of tonal precision as necessary evils. Onstage and off, guitarists have fought to stay in tune. Every music lover and performer has had to suffer through the show―halting, mood-killing atonal droning of a loudly amped guitar being brought into tune. And in the studio, or at home, imprecise intonation throws the guitar in and out of tune, up and down the neck, as the instrument requires tweaking with each season and at times with each string change.
For as long as the guitar has existed, guitar lovers have had two choices―live with a temperamental and out-of-tune instrument or make frequent trips to the shop for setups. Not anymore.
Introducing the Gibson Robot Guitar. All you have to do is play it.
In Select Stores December 7, 2007
First Run Limited Edition, only 10 per store
世界初の“ロボットギター” ギブソン社より発売
2007年12月7日、ギブソンがギターの概念をまたしても覆します。
ギブソンでは、これまでにもチューン・オー・マチック・ブリッジやハムバッカー、革新的なデジタル・レス・ポールなど、数々の歴史に残る商品を世に送り出してきました。そんなアイディアと革新性に富んだギブソンが生みだしたのが、世界初となるロボット工学のテクノロジー搭載の新製品、「ギブソン・ロボットギター」です。
この世に楽器が誕生して以来、ミュージシャンたちはギターの不完全さを受け入れ、チューニングに時間を費やしてきました。ギタリストたちは常にチューニングを気にしながら、最高潮に達したムードに水を差すように演奏を中断しなければならず、観客たちはおの間、チューニングの音を我慢して聞いているしかありませんでした。また、スタジオや自宅でも、イントネーショその狂いがチューニングやネックの上下に影響を与えるため、季節ごとに調整し、弦を張り替えなくてはなりませんでした
これまでなら、ギター・プレーヤーに残された選択肢は二つだけでした。チューニングの外れたギターでも我慢するか、ショップへ頻繁に足を運び、調整してもらうか。でももう、そんなことで悩む必要はありません。
ギブソン・ロボットギターなら、あなたはただプレーするだけでOKです
ロボットギターの自動チューニング・システムを生みだしたマッド・サイエンティスト
クリス・アダムスが、ギブソン・ロボットギターに搭載された、軽量かつ簡単な自動チューニング・システムを完成させるのに10年の歳月がかかりました。やってもやっても終わらないチューニング作業にいた立ちを覚えたアダムスは、一瞬にしてギターを自動でチューニングしてくれるシステムを発明したのです。アダムスは、そのシステムを考えながら、ロボット工学を駆使して複数のチューニングを自由に選択でき、イントネーション調整もでき、さらには弦の交換までしてくれるような夢のギターを作り出したのです。
すでにこのシステムを使っている有名ミュージシャンはいるんですか?
ザ・スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンは愛用しているよ。ミューズのマット・ベラミーも自分のギターに付けているし、元スコーピオンズのギタリスト、ウリ・ジョン・ロートは、もうこれなしじゃプレーできないって言っているくらいさ。スティーヴ・ヴァイは、自分の目で見るまでは信じてくれなかったね。でも、今ではこのギターがどんなに素晴らしいか、みんなに話してくれているよ。スティーブ・ルカサーも気に入ってくれているね。この間、ピート・タウンゼントにも見せたんだけど、彼も興味津々だったよ。他にもまだまだたくさんいるよ。
ロボットギターはギブソンの代表ブランド「レス・ポール」の新商品で、2007年12月7日より一部ショップにて限定販売開始。初回限定生産、各ショップ10本限定標準版は年明け後に発売される。7日発売の限定版は価格2499ドル(約28万円)。
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ギブソン「レス・ポール」