KDDIが、先日NTTドコモが9月13日にスタートさせた携帯電話からパソコン通信可能なデータ定額のサービスに対抗して同様のサービスを開始すると発表しましたが、これがドコモよりも凄いんです。何が凄いかと言えば通信方式やファイルに制限がないということです。ドコモはFTPや動画(Flash)などの通信を制限して、メールとホームページを見る位しか使えませんでしたが、KDDI/auは基本なんでもアリです。
KDDI/auが始める「WINシングル定額」は、12月下旬からの開始になりますが、このサービスの利用には、専用の同時に発売する専用のコンパクトフラッシュ型携帯端末「W05K」が必要になるのです・・・なんだょ!いままでの携帯電話がそのままケーブルとはBluetoothで使えるんじゃないんですね。 しかし。まぁ許せる?のはこの専用の通信端末を使うことで、KDDIが誇るEV-DO Rev.A方式に対応して、下り最大3.1Mbps、上り最大1.8Mbpsのデータ通信が可能なので、ドコモよりもアップロードが高速のな所でしょうか。 このパソコン定額通信の料金は、WINシングル定額というのでは、従量課金と定額制と組み合わせた料金体系となっていて、7万2000パケット(1パケット:128byteでおおよその目安としては約8.8Mバイト程)までは従量制で、それを超えるパケット数の通信をした場合には定額となる、auのダブル定額と同じ二段階定額制です。月額料金は、最近auが始めた、フルサポートとか何とかいう方式の契約形態に応じて料金コースが変わるようです。 さて、そのなんとかコースですが、KDDIが端末の購入代金を補助する「フルサポートコース」と,購入代金を補助しない「シンプルコース」の二つの契約形態があって、 フルサポートコースの場合 基本料金が月額3150円の場合、定額となる上限料金が月額6930円。 シンプルコースの場合 基本料金が月額2205円で上限が月額 5985円。 音声端末などのau携帯電話を別に契約している場合には割引サービス「WINシングルセット割」が適用されて,月額料金から315円が割り引かれるようですが、もっと安くしてもいいんじゃないですか?この程度の料金では、月額4980〜5980円のイー・モバイルに比べると割高なんですよね。それでも真ん中?ドコモの月額1万円を超える定額料金よりは安い設定になっています。 ドコモと決定的に違う,通信方式によりFTP禁止などの制限がなくて使い放題が基本ですが,混んでいる時やP2Pなど大量のデータ通信を行っていると通信制限があるようです。この通信制限は、データのトラフィックを自動監視装置が働いて、自動的に通信速度が制限される仕組みが組み込まれているそうで、その通信制限対象となるデータ量の基準はなどは非公表とされていました。データの1日当たりの通信量ではなくて,集中的な瞬間のデータ量が基準を超えると制限することになるとされているので、YouTubeやニコニコ動画をバンバン見るという訳にはいかないようです。 通信の定額制は需要がありそうですが、別途専用の端末を購入しなければいけないのは、いまいち・・・この端末の価格は,2年縛りがあるフルサポートコースの場合で1万円前後となるようですね。 ちょっと期待したんですが、よくよく調べるとまだ期待した程の金額にはならないような気がします。手持ちの携帯電話でBluetooth通信がそのままできるようにならないんでしょうか?