飛行機のエンジンを水で洗うだけで、消費する燃料の1%も燃費が改善するそうです。原油高の影響で航空機燃料も高騰とを続けている航空会社が、燃費改善のために毎晩、エンジンの水洗いしている。エンジン内部を洗うだけで約1%も燃費が向上する。全日空ではこれで今年度、1日14便ある東京と大阪の往復換算で約100日分を節約する目標にしている。
羽田空港では、運航を終えた全日空機に整備士らがエンジン水洗車を横付けして、エンジン内に高圧ホースで水を流し込んでいる。この清掃作業中にエンジンを回しながら45秒ずつ4回にわけて水を送り込むことで、洗浄を行い。排気口からは真っ白な水煙が吹き出る。
ANA運賃値上げを見送り JAL値上げとは対照的 全日本空輸は22日、燃油価格の上昇に応じて国際線の普通運賃に上乗せする燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の2008年1〜3月分を据え置くことを決めた。同社は今年度に入り、すでに2回の値上げを実施。直近では、今年10〜12月分を300〜1200円値上げしている。 燃油サーチャージは、燃料市況に連動。ジェット燃料は1バレル110ドル台半ばにまで高騰しているが、値上げは、好調な旅客数の伸びの頭打ちになるとみて値上げを見送った。 燃油サーチャージについては、日本航空が2008年1月発券分から、400〜4000円値上げすると発表している。