ファイルメーカー社が、コードネーム「Bento」と呼ぶパーソナルデータベースソフトのプレビュー版を公開しました。このDBの動作環境は、Mac OS X 10.5(Leopard) のみと、最新の環境でしか動作しないユニバーサルバイナリ化されたバイナリパッケージで、Webサイトからダウンロード(デリバリー)されています。
製品版の FileMaker Pro とは搭載される機能が違い、 「Bento」にはプログラミング機能などは装備されていないので、オリジナルDBとしては使えませんが、対応OSの MAC Leopard に標準搭載されている住所録ソフト「アドレスブック」やスケジューラーの「iCal」などのアプリケーションと連携した動作は可能になっています。
この「Bento」と呼ぶ理由と言うか意味は、どうも美味しい素材は Mac OS X 10.5(Leopard) に既に標準で揃っているので、空の弁当箱に入れてね・・・って考えなんでしょう。
Mac OS X 10.5(Leopard) と連携して使うことを目的としたパーソナルDB製品が「Bento」ということなので、OS標準の住所氏名や電話番号などの情報をもとに、アプリケーション間を横断したパーソナルデータベースを構築でき、それをアドレスブックやiCalを経由して パーソナル製品のiPhone / iPod touch などで使うことを想定しているようです。