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October 22, 2007 space
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F1 2007年最終戦 ブラジルGP決勝 予測不可能な激戦の結果は・・・

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2007年FIAF1世界選手権は、チャンピョンを目指す三つ巴の歴史の残るだろう激戦の最終戦ブラジルGPの決勝レースのときを迎えた。サンパウロの天候は快晴、セッション開始直前のコンディションは、気温36℃、路面温度64℃、湿度32%、ドライとなっている。
 

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 今年のF1世界選手権は、歴史に残るだろう3人のドライバーによるタイトル争いが最終戦までもつれ込む展開となった。

新人のハミルトンが現在107ポイントでチャンピオンシップをリードしており、それに昨年まで2年連続のチャンピオンに輝いているアロンソが4ポイント差の103ポイントで続き、3番手は100ポイントのライコネンとなっている。
 

2007年ポイントシステム
1位:10 2位:8 3位:6 4位:5 5位:4 6位:3 7位:2 8位:1

ハミルトンがチャンピョンの可能性が最も高く、アロンソが優勝でも4位以上に入賞すればチャンピョンが決まる。
 
アロンソがチャンピョンになる為の条件としては、ハミルトンとの差が4ポイント以上離れる必要がある、アロンソが優勝して5位以下が条件になる。
 
ライコネンがチャンピョンとなる為には、優勝はもちろん、アロンソが3位以下、ハミルトンが5位以下の必要がある。


 
3人とも、まず完走することが優勝の絶対条件となる。

毎年波乱が起こるこのブラジルGPで、どんなレースが展開されるのか、楽しみである。

今回は、予想以上に高い気温の中、スーパーソフトタイヤがもたない可能性もあり、各チームのタイヤ戦略にも注目が集まっている。
 

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現地時間午後2時、フォーメーションラップがスタート。マッサを先頭に、ハミルトン、ライコネン、アロンソと、隊列を組んで走り出す。

スーティルは予選後にウィングの変更を行ったため、ピットスタートとなっている。また、17番手スタートと予選に失敗したコヴァライネンがスーパーソフトを履いてスタートしており、早々にピットストップを行う作戦だろうと予想される。
 

公式予選
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time

1 F・マッサ フェラーリ 1:11.931
2 L・ハミルトン マクラーレン 1:12.082
3 K・ライコネン フェラーリ 1:12.322
4 F・アロンソ マクラーレン 1:12.356
5 M・ウェーバー レッドブル 1:12.928
6 N・ハイドフェルド BMW 1:13.081
7 R・クビサ BMW 1:13.129
8 J・トゥルーリ トヨタ 1:13.195
9 D・クルサード レッドブル 1:13.272
10 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:13.477
11 R・バリチェロ ホンダ 1:12.932
12 G・フィジケラ ルノー 1:12.968
13 S・ヴェッテル トロロッソ 1:13.058
14 V・リウッツィ トロロッソ 1:13.251
15 R・シューマッハ トヨタ 1:13.315
16 J・バトン ホンダ 1:13.469
17 H・コヴァライネン ルノー 1:14.078
18 佐藤 琢磨 スーパー アグリ 1:14.098
19 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:14.417
20 A・デビッドソン スーパー アグリ 1:14.596
21 A・スーティル スパイカー 1:15.217
22 山本 左近 スパイカー 1:15.487

 
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各車グリッドに付き、シグナルが消えてスタート

1コーナでライコネンがマッサに迫るが、マッサがこれを抑える。マクラーレンの2台も激しい争いを繰り広げ、アロンソがハミルトンを抜いて3番手に浮上。
 

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3コーナーでアロンソとハミルトンが軽く接触。ハミルトンがコース外にはじき出されて順位を大きく落とし、8位。
 
山本が後方で接触。マシンを大きく壊している。リウッツィがピットインしてウィング交換。コヴァライネンもクルマを壊している。

山本の事故は、コースアウトしたフィジケラがコースに戻ってきたところに追突したもの。

1周目を終えたところでの順位は、1位マッサ、2位ライコネン、3位アロンソ、4位ウェーバー、5位クビサ、6位ハイドフェルド、7位ハミルトン、8位トゥルーリ、9位ロズベルグ、10位クルサード、11位バリチェロ、12位ヴェッテル、13位佐藤、14位バトン、15位中嶋、16位デビッドソン、17位シューマッハ、18位スーティル、19位山本、20位リウッツィ、21位フィジケラ、22位コヴァライネンとなっている。

2周目、フィジケラがクルマのリアを大きく破損してリタイヤ。山本のクルマはクルーが修理を試みたが、結局リタイヤ。コヴァライネンは1回目のピットストップを行っている。

7周目、ハミルトンがエス・ド・セナでハイドフェルドをオーバーテイクし、6位に浮上。バリチェロにジャンプスタートのペナルティの表示。バリチェロは現在11番手を走行中。

8周目、ハミルトンがスローダウン!! ギアが入らない模様。タイトルがかかった大事なレースでのトラブル。しばらくスロー走行をした後、なんとかギアが入り、再び走り始める。しかし、トラブルを抱えていることは明らかで、今後のレース展開が心配される。これでハミルトンは18位にまで順位を落としている。

一方のライコネンは2番手、アロンソは3番手。ライコネンのチャンピオンシップを考えると、トップのマッサがライコネンに順位を譲る可能性もある。

10周目、バリチェロがドライブスルーペナルティをこなすためにピットへ。

11周目、山本とフィジケラがレース後に審議対象となるとの表示。一方、ハミルトンはバリチェロをパスして17位に浮上。

13周目、ハミルトンがスーティルをパスして16位。

トップ争いは、トップのマッサと2位のライコネンがファステストを更新しあい、この2台だけがコンスタントに1分13秒台で走っている。

13周目、3位のアロンソが初めて1分13秒台に入れてくる。

15周目、トゥルーリとロズベルグが激しい7位争い。佐藤はペースが上がらず1分18秒台。

16周目、ハミルトンはシューマッハをパスして15位。ウェーバーがストップ。ここでリタイヤ。ハミルトンはさらにデビッドソン、佐藤を抜いて12番手に浮上している。ハミルトンの約2秒前には中嶋がいる。

18周目、ハミルトンが中嶋をオーバーテイクして11位に浮上。

19周目、ハミルトンと前のバトンとの差は約7秒。

現在トップはマッサ、1.8秒遅れてライコネン、その10.8秒後方にアロンソ。4位はクビサ、5位はハイドフェルド、6位トゥルーリ、7位ロズベルグ、8位クルサード、9位ヴェッテル、10位バトン、11位ハミルトン、12位中嶋、13位佐藤、14位デビッドソン、15位シューマッハ、16位スーティル、17位バリチェロ、18位リウッツィ、19位コヴァライネン。

ウェーバー、山本、フィジケラはリタイヤとなっている。

20周目、クビサがピットイン。再びソフトタイヤを装着してコースへ。

21周目、マッサがピットイン。この間にライコネンがファステスト。

22周目、ライコネンがピットイン。新品のソフトタイヤを装着してコースへ復帰。ライコネンはふたたびマッサの後ろに戻る。ライコネンの方が多く燃料を積んでいるため、次のピットストップでマッサの前に出られるものと思われる。

23周目、アロンソがピットイン。8.7秒でピットアウト。バトン、トゥルーリ、ヴェッテルもピットイン。

23周目、ハミルトンがピットイン。スーパーソフトを装着し、賭けに出る。デビッドソン、スーティルもピットイン。バトンがリタイヤ。

24周目、ロズベルグ、クルサードがピットイン。中嶋が9位、佐藤が10位を走行中。この2人はまだピットストップを行っていない。

25周目、スーティルがデビッドソンのインを突こうとしてスピン。このときにデビッドソンに接触し、デビッドソンもスピン。2台とも大きなダメージはなく、再び走り出している。

26周目、ハイドフェルドがピットイン。まだピットストップを行っていないのは、中嶋、佐藤、シューマッハの3人。

27周目、佐藤がピットイン。スーパーソフトタイヤを履いてコースへ復帰。デビッドソンも先ほどの接触を受けてピットに戻っている。デビッドソンはピットアウト。

スーティルとデビッドソンの接触が審議対象となっている。

28周目、スーティルが2回目のピットストップ。事故を受けてのイレギュラーなストップか。

1回目のピットストップ後の順位は、1位マッサ、2位ライコネン、3位アロンソ、4位クビサ、5位トゥルーリ、6位ハイドフェルド、7位ロズベルグ、8位クルサード、9位中嶋、10位シューマッハ、11位ヴェッテル、12位バリチェロ、13位ハミルトン、14位佐藤、15位リウッツィ、16位コヴァライネン、17位スーティル、18位デビッドソンとなっている。

中嶋とシューマッハはまだピットストップを行っていない。

29周目、ハミルトンがバリチェロをパスして12位。

31周目、アロンソの0.6秒後ろにクビサが張り付き、プレッシャーをかける。

31周目、バリチェロとスーティルがピットイン。スーティルはこれが3回目のピットとなる。バリチェロは1回目がペナルティだったため、これが実質1回目のストップ。

32周目、スーパーソフトタイヤを履いた佐藤が順調にいいタイムで走っている。

32周目、中嶋、リウッツィがピット。中嶋はピットで定位置に止まることができず、クルーを撥ねてしまう。スーティルはここでリタイヤ。

34周目、クビサが1コーナーでアロンソをオーバーテイクして3番手に浮上。ライコネンにとっては有利な展開になりつつある。また、同じ1コーナーでハミルトンがヴェッテルをオーバーテイクし、さらにシューマッハがピットに入ったため9番手に浮上。

36周目、ヴェッテルがピットイン。ガレージに頭からクルマを入れてリタイヤしている。

37周目、ハミルトンがピットイン。ソフトタイヤに交換してピットアウト。

38周目、コヴァライネンが3コーナーでクラッシュ。ここでレースを終える。

スーティルはレースに復帰しているが、先ほどのデビッドソンとの接触でドライブスルーペナルティを課されている。

39周目、クビサがピットストップ。再びソフトタイヤでピットアウトしているため、もう1度ピットストップを行う予定であることが分かる。これでアロンソがふたたび3位に浮上しているが、2位ライコネンとの差は27.4秒となっている。ハミルトンは現在9番手。

41周目現在の順位は、1位マッサ、2位ライコネン、3位アロンソ、4位トゥルーリ、5位ハイドフェルド、6位ロズベルグ、7位クビサ、8位クルサード、9位ハミルトン、10位中嶋、11位バリチェロ、12位シューマッハ、13位佐藤、14位リウッツィ、15位デビッドソン、16位スーティルとなっている。

コヴァライネン、ヴェッテル、バトン、ウェーバー、山本、フィジケラがリタイヤ。
 
 
42周目、バリチェロがピットイン。クルマから煙が上がっており、メカニックが消火器で消している。リプレイを見ると、バリチェロは最終コーナーでエンジンブローを喫した模様。そのままリタイヤとなった。これでバリチェロは、レースキャリアにおいて初めてノーポイントでシーズンを終えることとなった。

43周目、クルサードがピットイン。

中嶋が撥ねたメカニックが担架で運び出されている。

44周目、4番手走行中のトゥルーリがピットイン。7番手でレースに復帰。一方、マッサのクルマが挙動を乱している。これでライコネンがマッサの0.8秒後ろにまで迫っている。3番手アロンソはライコネンの33.4秒後方。

46周目、佐藤とスーティルがピットイン。

上位陣の最後のピットストップのときが迫っている。このままの順位でレースが終われば、アロンソがチャンピオンとなる。現在ハミルトンは8位を走行中。マッサがライコネンを前に出し、ライコネンが優勝すれば、ライコネンがチャンピオンになる可能性もまだ残っている。

49周目、アロンソの右フロントタイヤがかなり傷んでいる。

51周目、マッサがピットイン。新品のスーパーソフトタイヤを装着してピットアウト。一方、ライコネンがセクター1を自己ベストで通過中。しかし、ライコネンの右フロントタイヤもかなり摩耗している。

ライコネンがセクター2も最速。マッサとの順位入れ替えの最後のチャンスとなっている。このラップは1分12秒736で、かなりプッシュしている。

52周目、ハイドフェルドがピットイン。デビッドソンもピット。

ライコネンは引き続き、目の前にいないマッサをオーバーテイクするために猛チャージを続けている。

53周目、アロンソがピットイン。スクラブしたスーパーソフトタイヤを履いてコースへ。

54周目、ライコネンがピットイン。新品のスーパーソフトタイヤを履いてコースへ戻る。マッサとライコネン、どちらが前か。

ここでライコネンが前へ! ライコネンがトップ、2番手がマッサ。これでハミルトンが6位以下、アロンソが4位以下であれば、ライコネンがタイトルを獲得することとなる。まだまだ、最後までチャンピオンシップの行方は分からない。

55周目、ロズベルグがピットイン。

56周目、スーティルがリタイヤした模様。リウッツィがピットイン。

57周目、ハミルトンが3回目のピットストップ。ソフトタイヤでレースに復帰し、最後のスティントを戦う。ハミルトンはクルサードと中嶋の間、9番手。

59周目、ハミルトンはクルサードをパスして8番手、ポイント圏内に復帰。クビサが3回目のピットストップ。これでアロンソが3位に浮上。

ハミルトンは58周目に1分12秒506のファステストラップを記録。しかし、彼の前、7番手のトゥルーリまでは約22秒の差がある。

61周目、ハイドフェルド、ロズベルグ、クビサの間で熾烈な4位争い。ロズベルグがハイドフェルドに仕掛け、オーバーランする隙に、クビサがこの2台を抜いて4位に浮上。5位がロズベルグ、6位がハイドフェルド。

62周目、クルサードが前を行く中嶋に接近し、タイヤに接触してスピン。中嶋はそのまま走行を続けている。

63周目、中嶋とシューマッハが2回目のピットイン。

64周目、7番手のトゥルーリがピットイン。これでハミルトンが7番手に浮上する。しかし、タイトル獲得にはまだ足りない。

67周目 ライコネンが1分12秒445のファステストラップ。レースは残り5周。

残り3周、ロズベルグとクビサが未だに激しい4位争いを繰り広げている。現在、クビサが4い、ロズベルグが5位。

残り2周、ロズベルグがようやくクビサをオーバーテイクして4位に浮上。

ファイナルラップ。ライコネンがトップ、4.2秒後方にマッサ、その48.8秒後方にアロンソ。ハミルトンは7番手。このまま行けば、なんとチャンピオンシップ3番手だったライコネンが最終戦で大逆転優勝となる。

ここでチェッカーフラッグ!
ライコネンが最終戦での大逆転で初タイトルを獲得!!

アロンソが3位、ポイントリーダーだったハミルトンは7位でフィニッシュ。

最終戦ブラジルGPの結果は、1位ライコネン、2位マッサ、3位アロンソ、4位ロズベルグ、5位クビサ、6位ハイドフェルド、7位ハミルトン、8位トゥルーリ、9位クルサード、10位中嶋、11位シューマッハ、12位佐藤、13位リウッツィ、14位デビッドソンとなった。

リタイヤしたのは、スーティル、バリチェロ、コヴァライネン、ヴェッテル、バトン、ウェーバー、山本、フィジケラの8台。
 

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予測不可能な2007年F1の結果は、誰もが期待しても実現が不可能だと思われたライコネン優勝で110ポイント、アロンソ3位109ポイント、ハミルトン7位109ポイントとなり、1ポイント差でライコネンの逆転勝利となった。
 
決勝
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time

1 K・ライコネン フェラーリ 1:28:15.270
2 F・マッサ フェラーリ + 1.493
3 F・アロンソ マクラーレン + 57.019
4 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1:02.848
5 R・クビサ BMW + 1:10.957
6 N・ハイドフェルド BMW + 1:11.317
7 L・ハミルトン マクラーレン + 1 laps
8 J・トゥルーリ トヨタ + 1 laps
9 D・クルサード レッドブル + 1 laps
10 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 1 laps
11 R・シューマッハ トヨタ + 1 laps
12 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 2 laps
13 V・リウッツィ トロロッソ + 2 laps
14 A・デビッドソン スーパー アグリ + 3 laps
Did not finish
15 A・スーティル スパイカー + 28 laps
16 R・バリチェロ ホンダ + 31 laps
17 H・コヴァライネン ルノー + 36 laps
18 S・ヴェッテル トロロッソ + 37 laps
19 J・バトン ホンダ + 51 laps
20 M・ウェーバー レッドブル + 57 laps
21 山本 左近 スパイカー + 69 laps
22 G・フィジケラ ルノー + 69 laps

 
大波乱のブラジルGP、そして大波乱の2007年F1世界選手権は、フェラーリがコンストラクター、ドライバーの両タイトルを獲得するという、大逆転劇で終結した。
 
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2007年最も輝いた新人ハミルトンは、新人初の年間チャンピョンは手中にできなかったが、これからのチャンピョン候補は間違いなく、今後の活躍を大いに期待できる1年だった。
 
 ライコネン 大逆転勝利を味わう
 
 ブラジルGPを制し初のドライバーズタイトルを獲得したキミ・ライコネンは、レース後に普段よりも明るく元気な表情を見せた。
 
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「確かに今シーズンの僕たちは多くの点で最も力強いポジションにはいなかったけれど、挽回して他よりもいい仕事ができるといつも信じていたんだ」と、ライコネンは語った。「僕たちは諦めなかったし、最後は差を縮めるために後方から追い上げて両方のチャンピオンシップを獲得できたのはよかったよ」
 
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「フェリペとサイドバイサイドになっていいスタートを切ったけれど、お互いにあまりに激しいレースはしたくなかったんだ。最も重要なことハミルトンをパスすることで、彼がコースオフしたときは僕たちにチャンスがあるかもしれないと考えたよ。クルマにはとてもいいスピードがあったから、僕たちはただリラックスしていたんだ。必要があればもっと速く走ることができたからね」
 
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「ルイスが7位でも彼の前にいる人がストップするかもしれないから、ファイナルラップでは100%確信していなかったんだ。本当に待たされたし、最終的に僕たちが勝てたことを聞くまで長かったよ」

 
 ハミルトンの父が息子の代わりにコメント
 
 ブラジルGPで令旨的な勝利のチャンスを逃し、ルイス・ハミルトンは世界のメディアの前に姿を現す前に、起こったことを受け止めるためにマクラーレンのモーターホームへと姿を消した。
 
 彼がいない間、彼の父でありマネージャーでもあるアンソニー・ハミルトンがメディアに対して語り、ハミルトンの陣営にとって何も惨めなことはないと主張した。

「我々は誰もがっかりしてなどいない」とルイス・ハミルトンの父はITVに対して語った。「信じてほしい。我々は素晴らしい気分だよ。これまでにないほど素晴らしいF1シーズンを過ごしてきたんだ。シーズン開始当初に、我々がこのようなポジションにいられると誰かが言ったなら、私はその人が夢を見ていると言っただろうね。でも、1ポイント差で負けるのは、それほど悪い結果ではないよ」

「彼は今年勝てなかったかもしれないが、すぐに復活して勝つだろう。ひとつ確かなことは、ルイス・ハミルトンはここに残るということだ」と彼は締めくくった。


 
 FIA ウィリアムズとBMWのクルマを調査
 
 FIAは、日曜日のブラジルGP後にウィリアムズとBMWのクルマが違法であるという声明を発表した。FIAによると、両チームのクルマは燃料温度がレギュレーションに反しているという。
 
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 レーススチュワードは、日曜の夕方も両チームにペナルティを科す必要があるかどうか調査を進めている。もし両チームの違法性が認められて日曜日のレースから除外となれば、キミ・ライコネンに代わってルイス・ハミルトンがワールドチャンピオンを獲得することになるだろう。

 
 燃料違反疑惑はシロ 証拠不十分、ライコネンの王者確定
 
 国際自動車連盟(FIA)は21日、同日に行われたF1シリーズ最終戦、ブラジル・グランプリ(GP)で積載燃料の温度に違反があった疑いがあるとして調査を行ったが、証拠不十分で罰則を科さないことを決めた。
 
 この決定により、キミ・ライコネン(フィンランド、フェラーリ)の年間優勝が確定した。

 調査対象は4位に入ったニコ・ロズベルク(ドイツ、ウィリアムズ・トヨタ)以下6位までの3ドライバー。3人が降格になれば7位のルイス・ハミルトン(英国、マクラーレン・メルセデス)の順位が繰り上がり、年間王者になる可能性があった。


 
 F1ライコネンの王座確定 マクラーレンの控訴棄却
 
 今季のF1世界選手権でキミ・ライコネン(フィンランド=フェラーリ)が獲得した初のドライバー王座が確定した。国際自動車連盟(FIA)は16日、ロンドンで開いた国際控訴裁判所で、マクラーレン・メルセデス・チームの訴えを棄却した。

 先月21日に決勝が行われた今季最終戦・ブラジルGPで、ウィリアムズ・トヨタとBMWザウバーの両チームが燃料規定に違反したとされたが、大会審査委員会は両チームに対する処分を見送った。マクラーレンはこれについて「ルールの明確化を求める」として控訴していた。

 ブラジルGPの決勝ではライコネンが優勝し、タイトルを争ったマクラーレンのフェルナンド・アロンソ(スペイン)が2位、ルイス・ハミルトン(英国)は7位でゴール。この結果、ライコネンがハミルトン、アロンソを選手権ポイント1点差でかわし、逆転で王座を獲得した。

 しかし、決勝では抗議の主対象だったウィリアムズのニコ・ロズベルク(ドイツ)が4位、BMWザウバーのロベルト・クビツァ(ポーランド)が5位、ニック・ハイドフェルト(ドイツ)が6位に入っており、もしマクラーレンの訴えが認められれば両チームは規定違反で失格となり、ハミルトンの順位が4位に繰り上がり、ライコネンに代わって王座を獲得する可能性があった。

 ハミルトンは判決を受けて、「以前から言っていたように、キミは今季の王者にふさわしく、僕も、チームの誰も、彼から法廷で王座を奪い取りたいとは思っていなかった。来年、コース上でキミや、すべてのライバルと競い合いたいし、その上で今年得た2位より1つ上のランキングを得たいと期待している」とのコメントを発表した
  
ウィリアムズ、BMWザウバーの両チームは、「燃料は外気温より10度以上下回ってはならない」とする技術規定に違反したとされたが、大会審査委員会は証拠不十分としていた。一般に温度の低い燃料は馬力を向上させ、走行距離を伸ばせるとされる。


 

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