ブラジルGPのレーススチュワードは、金曜日の1回目のフリー走行で2セットのウェットタイヤを使ったとして3人のドライバーを審議対象としている。この3人の中には、チャンピオンに王手をかけているルイス・ハミルトンが含まれている。
FIAの競技規約第25.3条には、フリー走行1とフリー走行2では、どのドライバーも1セットのウェットタイヤと1セットのエクストリームウェザータイヤしか使うことができないと定められている。ルイス・ハミルトン、ジェンソン・バトン、そして佐藤琢磨が、この件について審議対象となっている。
ハミルトン、バトン、佐藤の3人のドライバーが巻き込まれた今回の件について話し合った後で、スチュワードは余計に使用したウェットタイヤを戻し、15000ユーロの罰金を支払うようにチームに言い渡した。
これにより、3人のドライバーによるポールポジション争い、レースでの優勝、そして2007年のタイトル争いを最後まで楽しむことができるだろう。
ウェットレースを望むバトン 中国GPで4位に入り5ポイントを獲得してチームの士気を高めたジェンソン・バトンは、ブラジルGPで更なるポイント獲得を望んでいるが、もしドライコンディションのままならばそれは高望みであることを認めた。 「レースはしばしばウェットになるから、そうなれば最大の挑戦は長い左コーナーのターン3になることは間違いないよ」と、インテルラゴスでのレースを楽しみにしているバトンは語った。 「去年はインテルラゴスで本当に素晴らしいレースをしたから、今シーズンも明るい結果を残せればホンダのみんなにとっても素晴らしいものになるはずだよ。でも、ドライでのレースになれば僕たちにとってポイント圏内でフィニッシュするのは依然として難しいんだ」