レアメタルや都市鉱山と言うキーワードが最近話題ですが、時事ネタを得意とする「こち亀」にも登場するほど認知も広がってきているようです。日本には資源が少ないと言われてきましたが、その輸入量と消費量は世界でも有数の一大市場を国内に持っているのです。ひとつの国に携帯電話メーカーや自動車メーカーが、これほど多く存在しても各社がビジネスができる優良な市場が日本には存在しているのです。
この世界でも類を見ない特殊で巨大な市場である日本国内で消費した資源を再資源化すると、世界有数の天然資源国の埋蔵量に匹敵することを、物質・材料研究機構が算出して発表しました。 これは携帯電話や電卓、そして大画面テレビなど液晶画面に使われている透明電極に使われ世界で獲得競争が激しいインジウムが、現有埋蔵量の約61%(1700トン)にも上り、銀は約22%(6万トン)、金も約16%(6800トン)をも保有する資源国家だったとレポートにはあります。