トヨタは、高級車ブランド「レクサス」のスポーツセダン「IS F」を2007年12月25日発売する。新開発の5.0L V型8気筒DOHCエンジンと排気サウンドのチューニングまで行っている。車の根源的な魅力である「運転する楽しさ」を極限まで追求したという。開発は富士の裾野に在るトヨタ東富士研究所も協力していると発表された。価格は766万円。
レクサスから、ヤマハ発動機と協業して開発中と噂されている、「レクサス1500万円超のスーパーカー」でも「レクサス「LF-A」コンセプトV10エンジン最高速度320km/h」でもない、無難なところで、まずはエントリーレベルセダン「IS」をベースに、エンジン、トランスミッションを専用に新開発したスポーツセダン「IS F」を発売するそうです。 トヨタのホームサーキット「富士スピードウェイ」のイニシャルからとられたブランド名「F」は、今回のスポーツセダン「IS F」がエントリーレベルと言っていることからも、今後超高級スポーツカーやV10エンジンを搭載した最速スポーツカーの登場が期待されます。 スポーツセダン「IS F」のエンジンは、筒内直接噴射・ポート噴射併用の燃料供給方式「D-4S」の採用など吸気系の改良で、加速性能と燃費性能を両立させている。今回のエンジン開発には出力だけではなく排気のサウンドチューニングにも力を入れたそうで、操る魅力も兼ね備えているのでしょう。 肝心のエンジンの最高出力は423ps。 エンジンは吸気系のシステムを改良し、6リッター車並みの加速性能と4リッター車並みの燃費を実現した。新開発のトランスミッションは「レクサスLS460」に、世界初のMTモード付き8速AT「8-Speed Sport DirectShift」で、世界最速レベルの変速レスポンス。エンジンフード、フロントグリルとフェンダー、前後バンパーなども専用設計。内装は、時速300km表示のスピードメーターや、サーキット走行にも対応した専用スポーツシートなどを備える。 国内での月間販売目標は40台。海外では2008年2月以降発売の予定で、ワールドワイドで2008年に7000台の販売を目指す。