今年のイグ・ノーベル賞 もへぇ〜とか面白いなと関心させられました。世界にはいろんなことを考えて研究している人がいるんですね。。人を笑わせ、考えさせて科学への興味を誘う研究などに毎年贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が行われたそうです。
2007年のイグ・ノーベル賞では、化学賞を日本人研究者の山本麻由さん(26)が受賞し、ハーバード大学で4日授賞式が行われた。日本人の同賞受賞は12件目。ウシの排泄物からバニラの香り成分「バニリン」を抽出した研究が対象。山本さんは「受賞は廃棄物の活用法を知ってもらえるよい機会。ただ、この方法で抽出したバニリンは食物には向かないかも」と語った。 山本さんは国立国際医療センター研究所の研究員だった04年に今回受賞した抽出方法を開発した。牛糞1グラムに水4ミリリットルを加え200度で60分間加熱すると、1グラムあたり約50マイクログラム(マイクロは100万分の1)のバニリンが抽出できた。 バニリンは樹木などの木質成分「リグニン」から生成するため、馬や山羊などの草食動物の排泄物も利用可能だという。抽出コストはバニラ豆を原材料にする方法に比べ「およそ半分」(山本さん)。シャンプーやロウソクの芳香添加物などの応用が考えられる。 授賞式では76年のノーベル化学賞受賞者、ウィリアム・リプスコム氏から同賞の今年のテーマ「ニワトリ」のトロフィーが手渡された。また、山本さんの名が冠されたアイスクリームを壇上のノーベル賞学者らが試食する一幕もあった。 「裏ノーベル賞」とも言われるイグ・ノーベル賞は米国の「ユーモア科学研究ジャーナル」誌の編集長、マーク・エイブラムス氏が91年に創設。これまで日本人が11件で受賞している。 今年の受賞は10分野で、このほか、バイアグラがハムスターの時差ぼけ解消に効果があるとの研究、▽平和賞(米空軍ライト研究所、敵兵同士を恋に陥らせ士気を削ぐ化学兵器の研究)▽言語学賞(スペイン、逆に話された日本語とオランダ語をラットが区別できないことを発見)▽経済学賞(台湾、銀行強盗捕捉装置の発明)など。 賞は本物のノーベル賞受賞者から手渡され、イグノーベル賞受賞者は週末にマサチューセッツ工科大学で、研究の内容やなぜそのような研究に取り組んだかについて講演を行う。
ナイジェリア詐欺が2005年イグ・ノーベル賞を受賞 「一連の大胆なショートストーリーを作り出し、メールで多数の人に配布した」功績で、文学賞を受賞した。 ノーベル賞のパロディ版「イグ・ノーベル賞」の2005年受賞者が発表され、有名なネット詐欺の手口「ナイジェリア詐欺」の考案者が文学賞を受賞した。 「一連の大胆なショートストーリーを作り出し、メールで多数の人に配布した」ことが受賞の理由となった。ナイジェリア詐欺では、詐欺師は(同国の軍事独裁者)サニ・アバチャ将軍やその妻などを名乗り、「莫大な財産を引き出す手助けをしてくれたら多額の謝礼を支払う」とするメールを送り、受信者から手数料の名目で金をだまし取ろうとする。 このほか、「スターウォーズ」鑑賞中のバッタの脳細胞の活動を電気的に監視したニューキャッスル大学のクレア・リンド氏とピーター・シモンズ氏が平和賞を受賞。マサチューセッツ工科大学のガウリー・ナンダ氏は何度も逃げ隠れする目覚まし時計を発明して経済賞を受賞した。 また34年間の自身の食事を撮影し、分析したことで、ドクター・中松氏が栄養学賞を受賞した。 イグ・ノーベル賞は科学ユーモア誌『Annuals of Improbable Research』が主催しており、「人々を笑わせ、そして考えさせる」研究に贈られる。2002年にはタカラのバウリンガル開発者が平和賞を受賞した。
「一連の大胆なショートストーリーを作り出し、メールで多数の人に配布した」ことが受賞の理由となった。ナイジェリア詐欺では、詐欺師は(同国の軍事独裁者)サニ・アバチャ将軍やその妻などを名乗り、「莫大な財産を引き出す手助けをしてくれたら多額の謝礼を支払う」とするメールを送り、受信者から手数料の名目で金をだまし取ろうとする。
このほか、「スターウォーズ」鑑賞中のバッタの脳細胞の活動を電気的に監視したニューキャッスル大学のクレア・リンド氏とピーター・シモンズ氏が平和賞を受賞。マサチューセッツ工科大学のガウリー・ナンダ氏は何度も逃げ隠れする目覚まし時計を発明して経済賞を受賞した。
また34年間の自身の食事を撮影し、分析したことで、ドクター・中松氏が栄養学賞を受賞した。
イグ・ノーベル賞は科学ユーモア誌『Annuals of Improbable Research』が主催しており、「人々を笑わせ、そして考えさせる」研究に贈られる。2002年にはタカラのバウリンガル開発者が平和賞を受賞した。