国産ステルス戦闘機 名称「心神」は、レーダーに映りにくいステルス性と高い運動性能を備えた国産ステルス戦闘機の導入に向けて防衛省技術研究本部(東京)が開発を進めている実証機のスケールモデル(縮小模型)で、北海道大樹町の多目的航空公園で報道陣に初めて公開されましたが、色使いがガンダムっぽいと言うか、せめてマクロスのバルキリーを狙って欲しかったです・・・
実機の約5分の1の大きさで、全長約3メートル、幅約2メートル。炭素繊維強化複合材を使用しており、機体重量は約45キロ。同研究本部が設計、三菱重工業が製造した。流線形の鋭く長い機首に三角形の主翼、二つの垂直尾翼を広げたデザインが特徴的です。 防衛省は10日、レーダーに映りにくいステルス性を持つ国産戦闘機の開発を視野に入れた「先進技術実証機」を開発することを決めた。5年以内の初飛行を目指す。
国産ステルス実験機の名称「心神」に!開発予算は6年で466億!? レーダーで探知されにくいステルス技術を搭載した国内初の実験戦闘機に関する防衛省の開発計画の概要が公開され、開発総経費が6年で466億円。名称は「心神(しんしん)」。来年度から6年かけて飛行試験も含めた開発を進め、初飛行は11年度中の実施を目指す。 この開発計画によると、「心神」は全長14メートル、重量9トン。急速な方向転換や超音速飛行を可能にする高機動エンジン(XF5−1)も初めて搭載。飛行中に全方位的に周辺の探査ができる高性能レーダーの研究開発も並行して進める。 ロシアはすでにステルス戦闘機の開発を進めており、中国も開発を急いでいるとされる。こうした事情を踏まえ、実験機を「仮想敵機」として日本のレーダーシステムで捕らえ、防空能力を高める狙いがある。 一方で次期主力戦闘機(FX)の機種選定は、有力候補だった米国のF22(ステルス機)の禁輸継続が延長され先送りされた経緯がある。今回の実験機には、将来的にステルス機の自主開発も選択肢であることを示し、FXをめぐる国際交渉力を高める思惑も働いている。
F22A ラプター 米国の国内法は現在F22の輸出を禁じているが、米国は今年初め、F22を日本に派遣し、北朝鮮をめぐる緊張を抱える日本との安全保障関係を強調した。F22が米国外を飛行するのはこれが初めてだった。 防衛省は、F22、欧州4か国が開発したユーロファイター(Eurofighter)、米英などが共同開発したF35など6機種をF4戦闘機の後継候補として上げている。 日本政府は1970年代のF1支援戦闘機以来、純国産戦闘機の開発援助を行っていない。現在の主力戦闘機F15は米国とのライセンス契約で国内生産されている。 ロッキード・マーチン社が開発した米空軍の最新鋭ステルス戦闘機。1980年代、旧ソ連のSU27に対抗するため、主力戦闘機F15の後継機として開発が始まり、2005年に実戦配備が行われた。相手のレーダーに探知されにくい高度なステルス性が特長で、ミサイルなどの武器も機体に格納して突起物を極力減らした構造になっている。1機200億円以上とされる。
三菱重工 次世代の国産戦闘機へ試験機組み立て開始 次世代の国産戦闘機の開発プロジェクトで、試験機の組み立てが28日、三菱重工業の飛島工場(愛知県飛島村)で始まった。三菱重工が胴体の製造や全体の組み立て、IHIがエンジン、富士重工業が翼、川崎重工業が操縦席まわりの製造を担当する。 防衛省から受注したプロジェクトで、試験機で敵のレーダーに探知されにくいステルス性能など先進技術を研究する。2014年の初飛行をめざす。 組み立てを始める式典で、三菱重工の小林孝航空宇宙事業本部長は「最終のゴールは純国産の戦闘機をつくること。きょうは険しい道のりの第一歩だ」とあいさつした。