イギリスのホーヴ(Hove)にある「d3o lab」は、通常は泡のような柔軟性があるが、衝撃を受けると硬くなる生地『D3o』を開発、すでに実用化されている。衝撃があると分子同士がお互いに結合し、硬化する。この硬化はほとんど瞬間的に発生し、衝撃が消えると素材は元の柔らかい状態に戻る。
シートの形状には2種類あり、高密度のメッシュ加工のデザインで、中程度の衝撃を受けたときに伝わる圧力を最小限にするものと、厚みのある耐衝撃性構造『contour』がある。 前者は、「X-Game」タイプのスポーツ用の最新ウェアに取り入れられている。後者は、サッカーの顎ガードのような耐衝撃グッズの主要構成材として使用されている。