笑顔度??はい!チーズって言って笑える状況じゃ無い時にカメラで笑顔を計測されたらヤバイです!オムロンが12年がかりで開発した「リアルタイム笑顔度測定技術」では笑い加減を数字で教えてくれます。笑顔の裏にある緊張や微妙な心理まで計測されてしまうかもしれません。。
オムロンが12年の歳月をかけて3Dモデルフィッティング採用により、向きに結果が左右されない高速・高精度の測定を実現したそうです。これを「笑顔度」って呼ぶそうです。 一般的に顔認識技術は、顔の向きによって認識率が低下することに課題がありました。しかしこの技術では、既開発の3Dモデルフィッティング技術をベースにしたことで、笑顔度の測定に必要な口や目など顔の器官形状を正確に取得することができ、高速かつ正確に笑顔度を測定することが可能となりました。
この技術は、デジタルカメラで人物を撮影する際に最も良い笑顔で撮影することや、ロボットが人の表情を読み取ることで人とロボットのより高度なコミュニケーションを実現すること、また接客業向けの笑顔チェッカーなどへ応用することが可能です。 3Dモデルフィッティングとは、数千人の顔画像を元に作成した3次元顔形状モデルを、2次元の顔画像に高速に適合させる技術です。これにより、顔の形状を高速に測定し、目や口の形状をリアルタイムにとらえることを実現しました。さらに、目や口の周辺については、笑顔に特徴的な顔のしわなどの変化を詳細にとらえます。これらの変化を最新の統計的識別手法により総合的に解析することで、小型・高速でありながら正確な笑顔度測定を実現しました。 モデルさんの撮影会など「今日は83%の笑顔だねとか・・・」「90%の笑顔で・・・」とかリクエストできる時代が来るのかな?お笑いのM-1グランプリなんてお客さんの笑顔を計測して評価したり。結婚式では新郎・新婦の笑顔度と緊張と…多様なシーンで使えそうな技術です。 ■リアルタイム笑顔度測定技術を開発