地球の影に月全体がすっぽり入って暗くなる皆既月食が8月28日の月食(本影食)は、17時51分に始まります。この現象は全国で見られます。地球の影の中に月がすっぽりと入ってしまうこの現象が全国で見られるのは、2001年1月以来6年ぶりのことです。また今回の月食は、夕刻から夜という多くの人にとって観察しやすい時間帯に起こるのもひとつの特徴です。
今回の月食の始まりは午後5時51分。ほとんどの地域で、月が地平線から昇ってくる時にはすでに欠けている。 月が完全に地球の影に入る「皆既食」は午後6時52分から午後8時23分まで。この間、月は真っ黒になるような気もするが、そうはならず赤黒く見える。太陽の光が、地球の大気で屈折・散乱してわずかに月を照らすためで、月食ごとに変化することが知られている。