愛する人がいる。最後まで、一緒に居てくれる人がいますか?・・・映画の概要を見ただけで涙があふれてしまう、そんな映画が公開されます。役所広司演じる、順風満帆な人生を送ってきたサラリーマン・藤山はある日突然、余命半年との宣告を受ける。
想像もしなかった現実に戸惑いながらも、彼が選んだのは延命治療ではなく、残された人生を全うすること。そしてそんな夫の全てを受け入れる妻・美和子を演じるのは、今作が20年振りの映画出演となる今井美樹。秋元康の長編小説を原作にした映画「像の背中」が、10月27日に全国公開となる。
象は、自らの死期を察知した時、群れから離れ、死に場所を探す旅に出るという。 自分の死を見せたくないのだろうか? それとも、この世への未練を断ち切るためだろうか? …俺には出来ない。 ひとり、孤独のまま、姿を消すことは出来そうにない。 愛する者たちに見送られたい。