さっぱり「冷やしおでん」ひんやりした「夏おでん」の缶入りタイプ。人気漫画『釣りバカ日誌』のキャラクターの缶パッケージで人目を引く「銚子風夏おでん」は、JR東日本管内のキヨスク売店とコンビニの計800店舗で販売されている。昨年の夏、商品化されて4カ月足らずで7万2000個を売り上げ、ヒット商品になった。
「夏おでん」缶入りタイプ。昨年の夏、商品化されて4カ月足らずで7万2000個を売り上げ、ヒット商品になった。今年はウズラ卵を鶏卵に“バージョンアップ”し、千葉・銚子産のイワシを使ったつみれを加えたところ、昨年同様の好調な売れ行きだという。 一方、紀文食品の「さっぱり味噌おでん 2人前」は、ゆで卵、田楽こんにゃくなど5種類の具材をショウガみそだれに付けて食べるレトルトタイプのおでん。常温で保存でき、パックを開けてすぐ食べられるので「クーラーボックスに入れて海水浴などで食べてほしい」(同社広報室)。 カップに入り、まるでおしゃれなスイーツと見間違えそうなのが練り製品の老舗店「佃權(つくごん)」の「夏おでんゼリー寄せ」。ちくわやこんにゃく、昆布といったおでんの定番具材に加え、エビやキヌサヤなど彩りのよい食材が、澄んだだしの中に詰まっている。見た目もさることながら、具材ひとつひとつにゼリー状のだしがまとわりつき、ひんやり滑らかな口当たりが新しい。