米航空宇宙局(NASA)は米東部時間4日朝(日本時間4日夕)、火星探査機フェニックスをフロリダ州のケープカナベラル空軍基地からデルタロケットで打ち上げられた。来年5月25日に火星の北極付近に軟着陸し、地中にある氷の直接確認と、生命の探索に挑む。地表のすぐ下の凍土を掘って、凍土中の氷に生命の痕跡の有機物が含まれていないか、詳しく調べる計画だ。
着陸予定地点は北緯約68度の平原。NASAによると、着陸時期は初夏にあたるが、それでも地表付近の気温は零下33〜73度という極寒の地だ。