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August 5, 2007 space
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アロンソPP剥奪 F1 第11戦 ハンガリーGP

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4日にブダペスト郊外のハンガロリンクで行った自動車レースのF1世界選手権シリーズ第11戦、ハンガリー・グランプリ(GP)の公式予選1位となってポールポジション(PP)を獲得したフェルナンド・アロンソ(スペイン、マクラーレン・メルセデス)が同日、レース審議委員会からPPをはく奪され、5日の決勝は6番手からスタートする処分を受けた。予選2位で同じマクラーレンのルイス・ハミルトン(英国)がPPとなる。
 

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FIA マクラーレンの行為は競技を汚すもの
 
FIAのスチュワードは、ハンガリーGPの予選でルイス・ハミルトンを妨害したアロンソの言い訳を受け入れなかった。2度の世界チャンピオンは、クルマに適切なタイヤが装着されているかどうかということに疑問を感じていたため、指示よりも10秒長くピットに留まったと主張した。しかしFIAは、このときのマクラーレンの無線交信ではそのような会話は確認できなかったとしている。
 
 
アロンソは5グリッド降格、チームはポイントなしの処分
 
FIAは、フェルナンド・アロンソを20秒にわたってピットに留まらせたマクラーレンの決定は受け入れられないものであるという声明を出した。マクラーレンの上層部がアロンソに対して無線でその時間留まるように指示したが、スチュワードは、コースはその時点ですでにクルマがおらずクリアになっており、この指示は理にかなっていないとした。
 
この結果、ハミルトンの最後の走行に影響が出ており、マクラーレンの“不公平な”行為によってこの競技自体に対する評判に傷がついたとFIAは結論づけた。これによりスチュワードたちは、明日のレースでチームにポイントを与えないのが妥当だと判断した。

FIAは声明の中で次のように述べている。「チームに対して、なぜハミルトンに対して次のラップでピットに入るように指示したのかについて説明を求めた。彼らは、まだコース上にいるアロンソに対しても、彼が次の周に入ってくれば20秒留まることになるということを伝えていた」

「チームによれば、彼らはしばしばピットストップの所要時間を事前にドライバーたちに知らせており、アロンソのクルマが20秒間ピットに留められたのは、コース上の他のクルマとの関係で有利なタイミングでコースに出すためにカウントダウンをしていたからだ、ということだった」

「サーキットのマップを見ると、アロンソが20秒間留まるように指示されていたとき、走行中のクルマは4台しかいなかった。彼自身のクルマのほか、ジャンカルロ・フィジケラ、ハミルトン、ライコネンだ。ライコネン以外はみんなピットに入っており、アロンソを20秒間ピットで待たせてトラフィックのすき間を探す必要などなかったはずである」

「チームによるこの件に関する説明は、受け入れられないものであった」
 

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FIAは次のような声明を出した。
 
「アロンソに対して、なぜピットを出ろという指示が出てからさらに10秒余りもピットに留まったのかを尋ねた。彼は、クルマに正しいタイヤが装着されているかを問い合わせていたと答えた。それではそのような会話が、なぜ彼のクルマに対する作業が完了されるまでの20秒の制止時間に行われなかったのかと尋ねたところ、彼に対するカウントダウンがなされていたのでそういった会話ができなかったのだと答えた」
 
「なぜ20秒が過ぎてもさらに10秒間ピットに留まったのか、ということに対するアロンソの説明は、受け入れられなかった。彼がハミルトンに対して不必要な妨害を行ったとして、スチュワードは彼に対して5グリッド降格のペナルティを与えることとした」
 
フェルナンド・アロンソは、予選のピットストップの際にチームメイトのルイス・ハミルトンを妨害したとしてFIAによりペナルティを科せられた。アロンソは5グリッド降格の処分となり、決勝レースを6番グリッドからスタートすることになった。FIAはさらに、チームもハミルトンの最後のアタックを妨害したと考え、ハンガリーGPではポイントを一切与えない処分を下した。
 
FIAはチームラジオとビデオを調査した後で、今回のピットストップ騒動の処罰としてハンガリーGPではアロンソとマクラーレンのコンストラクターズポイントを与えないことを決定した。
 
FIAは全ての証拠を調査するのに数時間を費やし、その結果ハミルトンはポールポジションを獲得した。アロンソはロベルト・クビサの隣の3列目からスタートすることになり、ニック・ハイドフェルドが2番グリッド、キミ・ライコネンが3番グリッド、ニコ・ロズベルグが4番グリッド、ラルフ・シューマッハが5番グリッドとなった。
 
 
 デニスはハミルトンを非難
 
マクラーレンのピットストップ騒動についてFIAがフェルナンド・アロンソの妨害行為を調査する決定を下したことを受けて、ロン・デニスはルイス・ハミルトンを非難した。デニスは、予選でチームの指示に逆らったのはハミルトンのほうであることを明らかにした。
 
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デニスは、今回はアロンソがバーンアウト走行を長く走ることで利益を得る予定だったため、ハミルトンは予選Q3のスタートでアロンソを前に行かせなければならなかったと主張した。「彼らは順番が狂ってしまった。ルイスがスロー走行をしてフェルナンドを前に行かせるべきだったからだ」と、デニスは予選後に報道陣に説明した。「しかし、ルイスはそうせずに前に出てしまった。だから順序が入れ替わったんだ」
 
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「私たちはチーム内に様々なやり方を持っており、どのように走らせるのか、戦略はどうするのか、サーキットでどのように決定されるのかをフリー走行の前に決定している。今回は、フェルナンドが長いバーンアウト走行でアドバンテージを得る番だった。準備は整っていたので最初のラップでポジションを入れ替えるはずだったが、そうならなかった。それには失望し、ピットウォールに緊張関係が生まれてしまった。よって、今回の件はそのポジション争いから始まり、ドライバーたちが正しい燃料消費を行うためにポジションを入れ替えなかったことから始まったのだ」

ではなぜ、ハミルトンが最後のアタックを行うために早急に燃料を積む必要があったにもかかわらずアロンソが皮肉っぽくピットで待っていたのか。デニスは、ドライバーがいつピットを離れるのかはエンジニアの判断だと主張した。「アロンソは彼のエンジニアにカウントダウンをされていた。彼はエンジニアの支配下にあったんだ。アロンソがいつ出るのかはエンジニアの決定したことだった。それが順序であり、もしそれが故意の行為だと思うのならば、そう思えばいいだろう。私は起きたことを正確に伝えたまでだ」

デニスはまた、ハミルトンが一連の業務やマクラーレンのやり方を受け入れるべきだと語った。「ルイスがフェルナンド以上に不満を感じていることは明らかだ。しかし、それは仕方のないことであり、それが現実なのだ。もし彼が熱くなり過ぎてその件について話すことができないのならば、それも仕方のないことだ」
 

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