北海道大学が中心となったチームが開発し、火薬や液体燃料を使わない固液ハイブリッド燃焼により低コスト(単価を1/10以下)小型ロケット「神威CAMUI(カムイ)」の打ち上げ実験が4日、北海道大樹町であり、ロケットは高度3.5キロメートルに到達した。
北海道大学が中心となったチームが開発し、昨年12月に高度1キロメートルの打ち上げに成功している。今回は機体を大きくし、より上空への打ち上げを計画していた。低価格、安全、小型で環境負荷が小さい小型ハイブリッドロケットを開発する。固液ハイブリッド燃焼により機体を再使用可能とし、従来の小型固体ロケットに比較して打上げ単価を1/10以下に引き下げる。
開発項目: 推力400kg 級フライトモデルエンジン 推力1ton 級エンジニアリングモデルエンジン 用 途: 3分間の微小重力実験(1ton級),成層圏全域に渡るオゾン層観測および高層大気サンプリング(400kg級)、超小型衛星および衛星部品の作動確認試験(400kg級、1ton級)等。従来は小型固体ロケットが使用されている市場。 ・ 推進剤に固体燃料(プラスチック等)と液体酸化剤の組合せを用いたロケットエンジン ・ 推進剤に火薬類を使用せず、安全 ・ 推進剤が極めて安価・火薬類ではないため、運用・管理コストを大幅に削減可能 ・ 機体の再使用化により、打上げコストの削減も可能 ・ 固体燃料の燃焼速度が小さく、低推力であるため、小型高推力化が困難で、未だ実用化されず
・ 推進剤に固体燃料(プラスチック等)と液体酸化剤の組合せを用いたロケットエンジン ・ 推進剤に火薬類を使用せず、安全 ・ 推進剤が極めて安価・火薬類ではないため、運用・管理コストを大幅に削減可能 ・ 機体の再使用化により、打上げコストの削減も可能 ・ 固体燃料の燃焼速度が小さく、低推力であるため、小型高推力化が困難で、未だ実用化されず