静脈認証が登場した時に、いつかこうなるかな??と期待していた静脈認証技術が、そろそろ本格的に実用化されそうです。日立が情報・通信システム関連の開発部門が集まる日立システムプラザ新川崎の社員食堂ならびに売店にて、指静脈マネーによるクレジット決済の実証実験を9月1日から3ヶ月実施すると発表しました。
指紋も偽装ができてしまう時代ですし、既に偽造カードが出回っている物理的なクレジットカードではなく、静脈認証だけで決済できる時代が究極の決済方法になるのでしょうか??これ偽造されたら、それこそクローン以上のコピー技術ですよね。
一方で、松本教授は「指紋認証に比べて相対的に安全と思われている静脈認証にも、一定のぜい弱性があることは事実。頭から安全だと信じ込むのは危険で、今後、検証を重ねて精度評価基準を作る必要がある」と語る。
松本教授は、2000年7月、ゼラチンで作った偽造指を使って、市販の指紋認証装置を容易にだませることを発表し、世界のセキュリティ専門家を驚かせた。その後、虹彩認証装置についても、瞳の画像を名刺大の紙に印刷する方法で、容易に「なりすまし」できることを証明している。一連の実験結果は金融庁のWebサイトにPDF形式で掲載されている。