ASUSTeK BLITZ Extreme は、Intel P35チップセット搭載マザーボードラインアップの頂点に立つモデルである。P5Kシリーズが主に一般ユーザー向けとされているのに対し、BLITZの属する「R.O.G.」シリーズはハイエンドゲーマー&オーバークロッカー向けブランド。そしてBLITZの2つのラインアップのなかでも Extremeは上位に位置している。3月にはリビジョンアップと言われているが、同じ名前(ASUSTeK BLITZ Extreme)のままで、同社 P5K3 Deluxe/WiFi-AP に似た最新マザーボードにデザインチェンジされ、新発売とも言えるほどに進化している。
2006年の暮れに発売されてたちまち品切れになるほどの人気を博した「Striker Extreme」は、R.O.G.シリーズの第2弾としてデビューした。最初のR.O.G.シリーズマザー「CROSSHAIR」は、NVIDIAの nForce 590 SLIチップセットを搭載したSocket AM2マザーボードであったが、Striker Extremeは、同じNVIDIA製でCore2DuoやCore2Quadなどのインテル製CPUに対応するnForce 680i SLIチップセットを搭載している。 Blitz ExtremeがDDR3メモリ、Blitz FormulaがDDR2メモリに対応することを除くと、「Penryn」(ペンリン,開発コードネーム)世代の次世代デスクトップCPUとシステムバスクロック1333MHzをサポートすることなど、基本的な仕様は変わらず、以下のような特徴を持っている。 最新リビジョンのマザーボードではヒートパイプがCPUの周囲を取り囲むタイプにアップグレードされている。そのためCPUクーラーを選ぶ必要がある。
主な仕様 メーカー ASUSTeK 製品名 BLITZ Extreme フォームファクタ ATX 対応ソケット LGA775 対応CPU Core 2 Extreme QX/X、Core 2 Quad、Core 2 Duo、Pentium Extreme Edition、Pentium D、Pentium 4、Celeron D 対応FSB 1333/1066/800MHz チップセット Intel P35+ICH9R 対応メモリ PC3-10700/8600/6400×4スロット(最大8GB:PC3-10700は同社Super Memspeedテクノロジによるオーバークロックで実現) 拡張スロット PCI Express x16×2(x8×2のCrossFireに対応)、PCI Express x1×3、PCI×2 ストレージ SATA×8(チップセット×6・JMicron JMB363×2)、PATA×1(JMicron JMB363) RAID機能 チップセットSATA(RAID 0/1/0+1/5) ネットワーク 1000Mbps×2(Marvell 88E8056/88E8001) オーディオ 8ch HDオーディオ(「SupremeFX II」Analog Devices AD1988B) インタフェース USB2.0×12、IEEE1394a×2 付属品 「SupremeFX II」サウンドカード、S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernoby(英語版)、Futuremark 3DMark06 Advanced Edition、Kaspersky Lab Kaspersky Anti-Virus(英語版)、Fusion Block System(水冷)用部品