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June 29, 2007 space
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社保庁 NTTデータへ年840億円も契約書がないまま支払う!?

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「宙に浮いた5000万件の年金記録」を保存している社会保険庁の「年金記録システム」コンピューターシステムを巡り、契約書がないまま、年間840億円超の保険料や公費が業務委託先のNTTデータに支払われていた。契約書や契約内容の取り決めすら何もない状態で、本来契約に基づいた作業が行われたか調べて支払うべきお金(税金)を、NTTデータから請求されるままに支払う異常な状況に、野党からは「あまりにずさん…これが契約?なのか。」と批判が上がっている。
 
 
 年金記録システム「NTTデータ」1社と年800億円で随意契約委託。
 
 日曜返上で年金相談に殺到した人々を逆上させた、10日発生の社会保険事務所のシステム障害。社保庁は全国23県、計130カ所で起きたトラブルの原因を「ホストコンピューターのプログラムミス」なんて言い訳しているが、大ウソだ。そもそも、われわれの年金記録が詰まったオンラインシステムが超オンボロなのだ。専門家が言う。
 
「なんと20年前に開発された旧式をいまだに使い続けているのです。『レガシーシステム』と呼ばれるもので、巨大なホストコンピューターを軸に専用線網で端末を結んでいる。パソコンとインターネット技術を駆使した『オープンシステム』が主流のこの時代、はっきり言って骨董品です」
 
システムはポンコツなくせに、経費はベラボーに高い。大手保険会社のシステム経費はせいぜい200億円なのに、社保庁は「今年度予算は1382億円」(総務部経理課)と7倍近い。しかも、社保庁はシステム開発・管理をほぼ全面的に「NTTデータ」1社と随意契約で委託。NTTデータへの支払いは毎年800億円で、NTTデータ全体の売上高の約10%を占め、過去20年間の累積契約額は1兆円を突破する。NTTデータは面倒みているだけで800億の収入があり、随意契約で契約の更新も金額の見直しもないため、おいしい商売だと思って何も言わなかったのだろう。
 

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なぜ、NTTデータに固執するのか。
 
「NTTデータには『社会情報クリエイト』など正体不明の関連会社を含め、少なくとも11人の社保庁OBや厚生省の年金官僚が天下っています。官との癒着・談合は明らかです。」
 
NTTデータには「消えた年金」の“A級戦犯”まで天下っている。85年9月、都道府県の年金担当者に「年金記録の紙台帳を破棄せよ」との通知を出した谷口正作課長(当時)が、04年まで常務取締役に座っていたのである。
 

 社保庁、NTTデータ 随意で契約書作らず年840億円を支払う
 
 会計検査院や社保庁が、参院厚生労働委員会での民主党の藤末健三議員への答弁で明らかにした。会計検査院は今後、こうした契約状態について検査する方針だ。

 社保庁のシステムは、NTTデータが担う「年金記録システム」と、日立製作所が担当する「年金給付システム」に分かれている。05年度は年間計約1140億円が社保庁側から支払われ、うち約840億円はNTTデータへの支払いだった。

 28日の審議で、藤末議員が利用契約書の有無を尋ねると、会計検査院は「06年度まで契約書は作成されていなかった」と答弁した。NTTデータと社保庁側は99年の契約約款で「利用契約を締結する」と定めていたが、利用契約は結ばれていなかったという。

 柳沢厚労相も「見過ごすわけにはいかない。実態を早急に把握し、措置をとりたい」と調査する意向を示した。


 
 年金システムの「利用契約」で社保庁検査へ・会計検査院
 
 柳沢伯夫厚生労働相は28日の参院厚生労働委員会で、公的年金記録のシステムで社会保険庁が本来締結しなければならない「利用契約」を結ばずにNTTデータに発注し続けていた問題に関連して、同社との取引見直しを検討する考えを表明した。

 同日の厚労委では、民主党の藤末健三参院議員の質問に会計検査院の担当局長が答え、公的年金記録のシステムについて、社会保険庁がNTTデータとの権利関係を明確にせず、見積書だけで年間800億円近い使用料を同社に払う不透明な取引を続けていたことが明らかになった。

 社保庁は1980年からNTTデータ(当時は日本電信電話公社)と年金記録の管理システムについて「データ通信サービス契約約款」を交わしている。同約款ではシステムやプログラムの追加・改変の度に、権利関係を明確にするための「利用契約」を結ぶことを義務づけていた。


 
 このような異常な契約と癒着がある限り、再びシステム障害や年金問題がシステム上で起きるのは間違いない。そしてその障害・問題の解決のためにシステムを作るという名目で莫大な金額の税金が、随意契約でNTTデータにまた投入されようとしている。
 
 
社保庁 NTTデータへ年840億円も契約書がないまま支払う!?
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HOMENews BlogsFinance | June 29, 2007 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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