安倍首相の肝いりで、総務省に新設された「年金記録確認中央第三者委員会」。ここで年金の払い込み証明がなくても、この委員会が“救済”してくれるかも…というものだが、すでにこの「第三者委」そっくりの国の組織が厚生労働省には存在していたのです。この組織が既にあっても機能していなかったことを国民の誰にも知らされず、厚生労働省には存在し無かったことにしようと策略が巡らされているのです。
この組織は開店休業状態で、1953年から厚労省内にある「社会保険審査会」。この年金問題で、本当の悪行を行っているのは、「社会保険庁」ではなく「厚生労働省」の内部に問題があるのです。厚生労働省の問題に蓋をして夏の参議院の選挙で得票を上げるためだけに「社会保険庁」を解体すればOKと国民の目を眩ませるインチキが横行している。