BMWは、7年ぶりに全面改良した高級多目的スポーツ車(SUV)「X5」を21日に発売する。電子制御によって前後輪の駆動力を最適に配分する駆動システムを採用し、オプションで世界初となる高速データ転送技術を採用した車体安定システムを採用するなど最新機能を多数搭載している。
走行状態や路面の変化に応じて、瞬時に前後の駆動力配分を変化させるシステム「xドライブ」を搭載した。またカーブを走行する時に、遠心力による車体の揺れを抑えて車体を安定させるシステムには、世界で初めて高速データ転送技術「フレックスレイ」を採用した。車速や加速度、ステアリングの位置など常時監視するデータを従来より高速で送受信するため、より正確に車体制御ができるようになった。 ヘッドアップ・ディスプレイ 重要な情報を、ドライバーの視界の中に直接映し出すヘッドアップ・ディスプレイ。ダッシュボードに組み込まれたユニットは、フロント・ウインドー上、ドライバーの焦点がボンネットの真上に定まる位置に、データを投影。