フランスベッドから、枕がいびきの音を検知して自動で枕を揺らしていびきを軽減させる枕「いびき軽減まくら」を、9月に発売する。希望小売価格は29,800円。家具小売店や百貨店などで販売される。
本体にいびきを検知するセンサーを内蔵した枕。いびきを検知すると、内部のバイブレーターが振動。頭部に刺激を与えることで、いびきの軽減を図る仕組みとなっている。振動後もいびきが続いた場合は、バイブの強度が1段階アップし、それでも止まらない場合は、さらにもう1段階上がる仕組みになっている。なお、センサーの感度は3段階に調節でき、小さないびきも検知できるという。 また、本体のマイク出力端子を使うことで、外部のレコーダーにいびき音を録音し、自分で確認できる。そのほか、いびきが止まりやすいとされる“寝返り”を検知して、30秒間バイブレータの振動をストップする「寝返りセンサー」も搭載している。 枕の材質には、頭の形にゆっくり沈み込む特徴がある低反発ウレタンフォームを採用。電源として単三電池を4本使用する。 いびきについて「隣で寝ている人の睡眠を妨げるだけでなく、睡眠時無呼吸症候群につながる」と、その危険性を指摘。本製品を使うことで、気道が広がって呼吸がしやすいとされる「横向き寝」が習慣され、いびきの軽減が期待できるとしている。
独の科学者、いびきを抑えるコンピューター枕を開発 いびき解消に取り組むドイツの科学者が、いびきが止まるまでの間、頭の位置を動かすコンピューター化された枕を開発した。 ロストック大学のDaryoush Bazargani教授(情報科学専門)が3日、ドイツで開催された健康に関する会議で自身が開発した枕の試作品を展示した。 同教授はロイターの取材に対し、「枕には本1冊ほどの大きさのコンピューターが付いており、このコンピューターをベット脇のテーブルに置いていびきの音を分析する」と説明。利用者が睡眠中に体を動かす傍ら、コンピューターが枕に含まれる空気部分を調節して頭の位置を動かし、鼻の空気の通りを良くすることでいびきを最小限に抑える仕組みという。 この枕は首のマッサージ機能も兼ね備えており、同教授によると、すでに複数の米企業が商品化に興味を示している。 自身もいびきをかくため枕を発明したという同教授は、「ありとあらゆる製品を試してみたが、効果があるものはなかった。この枕を使う人々が、より安心して眠ることができればいいと思う」と話した。