セッション開始 シグナルが青になってもコースに出ていくクルマはない。
開始1分 クルサード、ラルフ、トゥルーリがコースイン。
開始2分 アルバース、スーティル、コヴァライネン、フィジケラがコースイン。各マシンはアタックを開始した。
開始3分 スピード、リウッツィがコースイン。クルサードのマシンにトラブルが起きている模様。ラジオでピットとやりとりをしている。ラルフが1分18秒929のターゲットタイムを出した。
開始5分 ウェーバー、ロズベルグ、佐藤、ブルツ、デビッドソンがコースイン。フィジケラが1分17秒860でトップタイムを更新した。
開始6分 ライコネンがコースイン。コヴァライネンがリアをスライドさせて壁に激突。壊れたリアウイングの破片がコース上に散乱したため、赤旗が出された。
開始6分半 セッション再開。コヴァライネンとクルサードはピットで懸命にマシンを修復している。
開始8分 マッサ、バトン、バリチェロ、アロンソ、ハミルトン、ライコネン、ハイドフェルド、クビサがアタックを開始した。
開始9分 マッサが1分17秒236のトップタイムをマーク。直後のアロンソが1分16秒562でこれを更新した。
残り5分 ハミルトンが1分16秒576で2番手に飛び込む。マッサが3番手、ライコネンは4番手となっている。
残り3分 クルサードとコヴァライネンはガレージから出て来れない。下位ではスーティル、アルバース、リウッツィ、佐藤がノックアウト圏内だ。ライコネンが1分16秒468でトップタイムを更新。
残り1分半 コヴァライネンがコースに戻り、アタックを開始。
残り6秒 コヴァライネンは13番手タイムを記録。
セッション終了 ここまで19位のバトンが13番手に飛び込む。スピードが12番手、クルサードが13番手でチェッカーを受ける。デビッドソン、ラルフ、コヴァライネンがQ1落ちとなってしまった。
Q1で脱落となったのは、17位デビッドソン、18位ラルフ、19位コヴァライネン、20位ブルツ、21位スーティル、22位アルバースとなった。
上位では1位ライコネン、2位アロンソ、3位ハミルトン、4位マッサ、5位フィジケラ、6位ハイドフェルド、7位バリチェロ、8位ロズベルグ、9位クビサ、10位ウェーバーとなっている。
2007年F1世界選手権第6戦、カナダGPの公式予選はQ2へ進んだ。Q2開始直前のコンディションは、気温26℃、路面温度50℃、湿度48%、路面コンディションはドライとなっている。
セッション開始 シグナルが青になってもコースに出るクルマはなく、様子を伺っている。
開始2分 クルサード、トゥルーリがコースイン。
開始3分 佐藤、スピード、リウッツィ、フィジケラがコースイン。アタックを行っていたクルサードがコースアウトしている。
開始4分 ウェーバーがコースイン。まずトゥルーリが1分16秒935のターゲットタイムを記録。佐藤は1分17秒119で2番手に入る。
開始5分 ハミルトン、ライコネン、バトン、バリチェロ、ロズベルグがコースイン。フィジケラが1分16秒617でトップタイムを更新。しかし、直後にウェーバーが1分16秒257でこれを上回った。
開始7分 マッサ、アロンソ、ハイドフェルド、クビサがコースイン。
開始8分 ライコネンが1分16秒592で3番手、ハミルトンが1分15秒486でトップに立った。マッサが1分16秒138で2番手に飛び込む。
開始9分 クビサが1分16秒418で4番手に入る。
残り5分 アロンソが1分15秒522で2番手に入る。ここまでの順位は、1位はミルトン、2位アロンソ、3位マッサ、4位ウェーバー、5位クビサ、6位ハイドフェルド、7位ライコネン、8位フィジケラ、9位ロズベルグ、10位トゥルーリとなっている。以下、バリチェロ、佐藤、リウッツィ、バトン、スピード、クルサードがノックアウト圏内だ。
残り2分半 コース上ではフェラーリとマクラーレンの4台以外の全てのクルマがアタックを行っている。
残り1分 クルサードはタイムを更新するが、13番手に留まる。
セッション終了 佐藤が9番手に飛び込む!しかし、ハイドフェルドが3番手、トゥルーリが10番手に飛び込んで佐藤は惜しくも11番手でノックアウト。
予選Q2は、1位ハミルトン、2位アロンソ、3位ハイドフェルド、4位マッサ、5位ロズベルグ、6位ウェーバー、7位フィジケラ、8位クビサ、9位ライコネン、10位トゥルーリとなり、ここまでがQ3進出。
Q2落ちとなったのは、11位佐藤、12位リウッツィ、13位バリチェロ、14位クルサード、15位バトン、16位スピードとなっている。
スーパーアグリ 佐藤がQ2進出11位
スーパーアグリの佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンは2人ともトラブルのないフリー走行となり、SA07のバランスに満足のうちにセッションを終えた。予選序盤の赤旗により、Q1の残りについては作戦の変更を強いられた。琢磨は1分16秒743という最速タイムを記録して余裕をもってQ2に進み、カナダGPはホンダエンジンを積んだクルマの中で最高位の11番グリッドからスタートすることになる。
2007年F1世界選手権第6戦、カナダGPはいよいよ公式予選Q3を迎えた。Q3開始直前のコンディションは、気温25℃、路面温度50℃、湿度47%、コンディションはドライとなっている。
セッション開始直前 ピットレーンにはハミルトンを先頭に各マシンが列をなしている。トゥルーリがラジオで「これ以上速く走れない」と伝えている。
セッション開始 シグナルが青になると、2番目に並んでいたライコネンがハミルトンをかわして先頭に立つ。
開始3分 ハミルトンが1分18秒134でトップに立つ。直後にハイドフェルドがこれを更新する。
開始5分 ハイドフェルドは更にタイムを更新。1分17秒677のペースでバーンアウト走行を続けている。1分17秒代で走っているのはハイドフェルドとハミルトンだけだ。
開始6分 ロズベルグがピットイン。ほとんどのクルマがハードタイヤを履いている中で、トゥルーリはソフトタイヤで走行している。
開始7分 トゥルーリ、ウェーバーがピットイン。トゥルーリは新品のハードタイヤに、ウェーバーはソフトタイヤに交換した。
開始8分 ハミルトン、ライコネン、フィジケラ、ハイドフェルドがピットイン。
開始9分 マッサがピットイン。ほとんどのクルマがソフトタイヤに交換している。
残り5分 ウェーバーが1分17秒261でトップタイムを更新。直後にハミルトンが1分16秒316でトップタイム更新、ライコネンが1分16秒498で2番手となっている。
残り3分 アロンソが1分16秒163でトップに立つ。
残り2分半 各マシンは最後のアタックに備えてピットに入り、タイヤを交換した。
残り20秒 ロズベルグが5番手に入る。
セッション終了 ハミルトンが1分15秒707でトップタイム更新。ライコネンは3番手に入るが、直後にハイドフェルドがライコネンを上回る。アロンソはセクター3で遅れ、ハミルトンに及ばず2番手に留まる。マッサは1分16秒570で5番手となった。
この結果、ハミルトンがF1デビュー後初のポールポジションを獲得。2位にアロンソが入り、マクラーレンが再び1ー2フィニッシュとなった。ハイドフェルドはマクラーレンとフェラーリの間に割って入り、3位を獲得。4位ライコネン、5位マッサ、6位ウェーバー、7位ロズベルグ、8位クビサ、9位フィジケラ、10位トゥルーリとなった。
公式予選
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time
1 L・ハミルトン マクラーレン 1:15.707
2 F・アロンソ マクラーレン 1:16.163
3 N・ハイドフェルド BMW 1:16.266
4 K・ライコネン フェラーリ 1:16.411
5 F・マッサ フェラーリ 1:16.570
6 M・ウェーバー レッドブル 1:16.913
7 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:16.919
8 R・クビサ BMW 1:16.993
9 G・フィジケラ ルノー 1:17.229
10 J・トゥルーリ トヨタ 1:17.747
11 佐藤 琢磨 スーパー アグリ 1:16.743
12 V・リウッツィ トロロッソ 1:16.760
13 R・バリチェロ ホンダ 1:17.116
14 D・クルサード レッドブル 1:17.304
15 J・バトン ホンダ 1:17.541
16 S・スピード トロロッソ 1:17.571
17 A・デビッドソン スーパー アグリ 1:17.542
18 R・シューマッハ トヨタ 1:17.634
19 H・コヴァライネン ルノー 1:17.806
20 A・ブルツ ウィリアムズ 1:18.089
21 A・スーティル スパイカー 1:18.536
22 C・アルバース スパイカー 1:19.196
ルイス・ハミルトン(予選1位)
「素晴らしい1日だし、もうすでに素晴らしい週末になっているよ。中断のときにはペースを握っていたから、そのペースを引き出すことを決めたんだ。それは簡単なことではないし、特に2度のワールドチャンピオンを捕らえることは難しかったけれど、僕はそれをやってのけたんだ。昨日はトラックを覚えるのに時間がかかったよ。要求が厳しくてテクニカルだからね。昨日はなんとかバリアを避けることができて、どうすればもっと良くなれるのかを一晩中考えていたから、今日は改善することができたんだ。予選で最も重要だったことは、3つのセクター全てで一貫性を保ち、ミスをしなかったことだね。明日はタフなレースになるだろうけれど、ポールポジションからスタートできることが恵まれているとは思わないから、僕にとって新たな挑戦になるだろうね。いいスタートを切って1コーナーに最初に飛び込むだけだよ。こんなに調子がいいのは初めてだから、とても楽しみにしているよ」
フェルナンド・アロンソ(予選2位)
「ターン10で少しラインを外してしまい、コンマ3秒失ってしまったんだ。最後のシケインでリスクを負っても意味がないと思ったから、無事にクルマを持ち帰ることに決めたんだよ。フロントローは十分にいい位置だから、ここからでもレースに勝てるチャンスがあるんだ。これまでクルマを改善し続けてきたし、モンテカルロは特別なレースをすることができたから、ここでもその勢いを維持できると思うし、インディでもそうなることを期待しているよ。僕たちは強いチームだから、どのサーキットでも争えるんだよ」
ニック・ハイドフェルド(予選3位)
「この結果には満足しているよ。1周しかタイム計測を行っていなかったのに最後のフリー走行で大幅に時間を失ったから、予選のトラックに慣れるのが難しかったんだ。ここ数年は高速サーキットで強かったから、再びそうなれることを期待しているよ。インディも似たようなものだからやっぱり期待しているし、モンツァにも期待しているよ」