JR北海道が募集した夏の駅弁コンテスト「北海道の新・駅弁コンテスト」で、札幌駅立売商会(札幌市東区)の「涼茶漬け&3色すし」(880円)がグランプリに選ばれた。お茶漬けが駅弁になるのは「全国でも初めて」(JR北海道)という。札幌駅の弁彩亭で11日から発売する。
札幌駅立売商会が手掛けた「涼茶漬け&3色SUSHI+1」は、北海道の海の幸を生かし、寿司と冷やし茶漬けの両方が楽しめる弁当。2段に分けられたプラカップの上段に海鮮3色寿司とデザートの水まんじゅう、下段には茶漬け用のご飯と具が詰められている。 お茶漬けは、道産米のワカメご飯にオホーツク産のホタテやイクラ、道南のアスパラなどをカラフルにトッピングした。別添えにしたコンブ茶をベースにしただし汁をかけて食べる。サイドメニューに、日本海産のタコの切り身を乗せたいなりずし、サーモンの手まりずし、網走産のカニを使ったカニマヨ巻きの3個のすしを添えた。デザートにはおまんじゅうも。 海鮮寿司は「日本海産タコいなり」「網走産カニマヨ巻き」「サーモン手まり寿司」の3種。茶漬けは、北海道米を使用したワカメご飯の上に枝幸産の煮ホタテや網走産のイクラ醤油漬けなどが添えられている。出汁は昆布茶ベースに北海道の魚醤やオイスターソースなどをブレンドしたもの。 コンテストは「北海道米を使用していること」や「季節感と地域の特色を出していること」などを基準に5月22日、審査会を実施。「涼茶漬け&3色SUSHI+1」は、応募全9品の中からグランプリに選ばれ、6月11日から札幌駅弁菜亭で880円で販売される。