日本国内でも多くの3G携帯電話に搭載されている、携帯電話OS Symbian は英国時間3月26日,スマートフォン向けOSの最新版「Symbian OS v9.5」を発表しました。メモリー,プロセサ,バッテリの消費量を低減して,パフォーマンスの向上が図られているそうです。年末辺りにはNTTドコモFOMAにも搭載されるのでしょうか?
メモリー最適化機能により,RAMの平均使用サイズを約25%縮小。より多くのアプリケーションを同時実行できるほか,デバイス製造コストの削減にもつながる。また起動時間を短縮し,「ブラウザや電子メール,ナビゲーションといった主要なアプリケーションの立ち上げは最大75%高速」(同社)という。バッテリ寿命もさらに効率化した。 このほか,(1)デジタルTV規格(DVB-H,ISDB-T)および位置情報サービスを標準でサポート,(2)SQLデータベースを採用,(3)デジタルカメラ機能を拡張,(4)Wi-Fi/3G(第3世代携帯電話)切り替え機能を強化,(5)すべての9.xバージョンと下位互換を維持── といった特徴を持つ。 なお,米Gartnerによると,スマートフォンの世界出荷台数は2006年の7360万台から2008年には1億5900万台に増加する見通し。 [発表資料へ] http://www.symbian.com/news/pr/2007/pr20078925.html