ライコスを覚えている人が何人いるでしょうか?かつてインターネット検索と言えば、ディレクトリ検索のヤフー、検索エンジン型のインフォシーク、ライコスと言われた時代がありました。結局はディレクトリ型の検索Yahoo!がポータルに進化する中で、検索エンジンではビジネスができないと言われ、ライコス、インフォシークが消えていきましたが、変わって検索エンジンのグーグルが登場するなど、数奇な運命の会社です。
その「ライコス」が復活する!しました。かつてインターネットのポータルサイトとしてネット利用者の高い支持を集めた「ライコス」が22日、ブログサービスを開始する。 ライコスは、1994年に米国のライコス社が立ち上げたネットサービス。日本では98年に住友商事などが出資しライコスジャパンが設立され、ポータルサイトとして事業展開したが、2002年に楽天が同社を買収。03年には楽天傘下のポータルサイト「インフォシーク」と統合され、日本ではライコスブランドは休眠状態になっていた。 しかし、米ライコスを04年に買収した韓ダウム・コミュニケーションズが日本でのライコスブランドを楽天から譲り受け、このほどダウムとKDDIが出資するタオン(東京都千代田区)を「ライコスジャパン」に改称し、サービスを再開した。 おや?と思う方か鋭いかも!KDDIが一枚かんでいるということは、KDDI/auではGoogleと組んで検索を提供していますが、今後ライコスがメインに切り替わる可能性もあるということでしょう。最近のauはそれぞれ自社に有利な条件の相手と組んで事業展開をしていますから、十分に可能性はあります。 新しいライコスの特徴は、「ライコスクリップ」(http://lycos.jp/)では、ベータ版ですが最近の流行として、動画や静止画を検索する機能とそれをパーソナライズしてクリップできるのが特徴のようです。 この検索結果を自身のブログに組み込み、訴求力の高いブログを作成できるのが特徴。これまで煩雑だった動画のアップロード作業などをブログ初心者でも簡単に行える。今後は、企業の公式ブログや、ネットショッピング機能なども加える計画としている。 サイトにはライコスのトレードマークである黒いラブラドール・レトリーバーの「ライコス犬」も再登場。根強いファンが多かった「ライコス」ブランドを武器に、同社は初年度に約25万人の会員獲得を目指す。 ■ http://lycos.jp/