フォード・モーターは、傘下のスポーツカーブランド、アストン・マーチンの売却を正式に発表した。売却先は2008年からF1参戦予定のプロドライブ代表、デイビッド・リチャーズをはじめとした投資集団だ。
アストン・マーチン、リチャーズ率いる投資集団への売却を正式発表 これまでフォードがブランドのひとつとして所有してきたアストン・マーチンは、近年アストン・マーチンDBR9によるル・マン24時間などでのモータースポーツ活動(活動を請け負っていたのがリチャーズ率いるプロドライブ社)をはじめ、映画007シリーズでのボンドカーの提供など、再びスポーツカーのトップブランドとして積極的に活動してきていた。
アストン・マーチンをフォードから買収したグループを率いることで、最近は多忙を極めるリチャーズだが、この買収のために、F1プロジェクトに集中して取り組めなかったことを認めた。 「私はここ3カ月の間、アストン・マーチンのプロジェクトのほうに気がいっていたことを認めなくてはならない。それゆえ、まだあまりはっきりとはしていないんだ」と彼は付け加えた。 「だが、私たちはしっかりと目標に向かっている」