レンガイ山 は、タンザニア北部にそびえる火山オル・ドイニョ・レンガイ。現地のマサイ族の言葉で"神の山"を意味するこの山は、炭酸塩岩(カーボナタイト)でできた溶岩を噴出する世界で唯一の活火山だ。火口付近は絶えず溶岩が噴き出し、固まっては奇妙な景観を造り出す。その造形美を、写真家カーステン・ペーター氏が果敢に撮影した。
タンザニアのオル・ドイニョ・レンガイ山。炭酸塩岩(カーボナタイト)の溶岩流が固まり、火口原を覆う。流れ出してから24時間もしない黒っぽい溶岩流は、あっという間に固まって灰色になり、さらに粉をふいたような白になる。炭酸塩岩を噴出する活火山は、地球上でここだけだが、金星の表面でもこれに似た溶岩流が観測されている。
世界の火山 http://www.volcano.si.edu/gvp/world/index.cfm
火山研究家が紹介するオル・ドイニョ・レンガイ山 http://www.mtsu.edu/~fbelton/lengai.html
写真や最近の活動など「Volcano World: Ol Doinyo Lengai」 http://volcano.und.nodak.edu/vwdocs/volc_images/africa/ol_doinyo.html
先住民マサイの歴史、儀式など「The Maasai Association」 http://www.maasai-infoline.org/