東芝製の「W52T」は、久しぶりにお金を出して買いたいと思わせてくれる、インダストリアルデザイン(機能とデザインが見事に融合)した携帯電話が登場しました。流行りのスライドボディにワイドVGAの3インチ液晶、ワンセグ、EZ FeliCa、Bluetooth、1Gバイト内蔵メモリとまさに“全部入り”ハイスペック端末「W52T」。auの2007年春モデルで注目度が最も高い1台で、ボディカラーはパープル、ブラック、カッパーの3色を用意する。発売は2月16日。携帯に備わるものとしては最高クラスの動画撮影機能を備える東芝製の「W52T」です。
W52Tは、ワンセグ&デジタルラジオ、EZ FeliCa、手ブレ軽減&AF付きの324万画素カメラ、Bluetooth、そしてワイドVGA(480×800ピクセル)表示対応の3インチワイドディスプレイを搭載。“ほぼ全部入り”と言える充実のスペックを、スライド型ボディに凝縮させた。 スライド型ボディはディスプレイを開いても重心が大きく移動しないメリットがあり、片手で持っていても不快な重さはほとんど感じない。au端末初のスライド型を採用した日立製作所製の「W22H」と同様に、開閉時に半分ほどまで指でスライドさせると、バネの力で全開/全閉する機構が備わる。スライド時の動きもスムーズで安っぽさを感じない。
しかもW52Tは、VGAサイズ(640×480ピクセル)の動画撮影が行える。 撮影できるVGA/30fps/2Mbpsの動画。フレームレートはアナログテレビ放送と同等の30fps、ビットレートも約2Mbpsと高く、家庭用ビデオカメラに迫るスペックだ。非常に滑らかで、動きの激しいシーンによくある画像の破綻もほとんど感じさせないほどクオリティの高い動画を撮影できる。 撮影動画の第1次保存先は内蔵メモリ(1Gバイト搭載)のみとなる。ほぼ空状態時で試すと、最大約60分撮影可能という旨が画面に表示された。microSDに直接録画できないのは、約2Mbpsとなる高いビットレートにより、使用するメモリカードの種類によって書き込みが間に合わない可能性があるためと思われる。撮影・保存後のデータは外部メモリ(microSD)にコピーできるようになっている。 動画ファイルのフォーマットはMPEG-4ベースの3GPP2で、PCではQuickTimeなどで再生可能。音声コーデックはナローバンドAMRとなっており、音質はAMラジオ程度といったところ。映像とのバランスを考えると音声もより高いクオリティが望めるAACでエンコードしてくれればと思うが、音質もさらにこだわるとなると、より性能のよいマイクも必要。
カメラ機能は324万画素のAF+手ブレ軽減機能付き。 静止画像はもちろん、VGA(640×480ピクセル)/30fpsの動画撮影も行える。インターネット関連の機能に、PCサイトビューアーとデコレーションメール機能を搭載。そのほか、EZ FeliCa、PCドキュメントビューアー、ボイスメモ(ICレコーダー機能)、国語/和英/英和辞書機能(辞スパ)などを搭載する。 大容量の1Gバイト内蔵メモリに加え、最大2Gバイトの製品まで対応するmicroSDカードスロットを搭載する。 最新のau端末として欠けている機能は、テレビ電話(および高速通信規格のEV-DO Rev.A)やオープンアプリプレイヤーに対応しない程度。
W52T」にオートロックの設定内容が変更されるなどの不具合修正ソフトを公開 KDDIはau携帯「W51T」「W52T」で待受時間が通常より短くなったり、オートロックの設定内容が変更されたりする不具合が見つかったと発表。改善済みのソフトウェアを公開している。 メニュー→5キーで、ケータイアップデートを選択で、ソフトウェアアップデートの準備はできており、「ケータイアップデート」を利用することで修正済みのソフトウェアをダウンロードできる。 具体的な現象としては、以下の3つを挙げている。 1.待受状態でEZニュースフラッシュを受信した場合、液晶画面のバックライトを点灯しているため、待受時間が短くなる可能性がある。また、キーロック中にキーを押下した際、省電力モードへの移行が遅くなり、待受時間が短くなる可能性がある。 2.オートロックの設定が「ON(開閉ロック)」の状態でEZチャンネルプラス/EZニュースフラッシュを受信した際、通常のオートロック「ON」に変更されることがある。 3.字幕表示「ON」でワンセグ視聴中に特定のデータを含む放送波を受信した場合に「au Media Tuner」が終了することがある。字幕表示「OFF」では発生しない。また、ワンセグ視聴中に特定コンテンツから音声出力の設定を行うと、電源がリセットされることがある。 2と3の事象が発生した場合でも、データの消失などは発生しないという。ソフトウェアアップデートにかかる情報料や通信料は無料で、電波の状態にもよるが、アップデート作業は最大5分程度かかる。
1.待受状態でEZニュースフラッシュを受信した場合、液晶画面のバックライトを点灯しているため、待受時間が短くなる可能性がある。また、キーロック中にキーを押下した際、省電力モードへの移行が遅くなり、待受時間が短くなる可能性がある。
2.オートロックの設定が「ON(開閉ロック)」の状態でEZチャンネルプラス/EZニュースフラッシュを受信した際、通常のオートロック「ON」に変更されることがある。
3.字幕表示「ON」でワンセグ視聴中に特定のデータを含む放送波を受信した場合に「au Media Tuner」が終了することがある。字幕表示「OFF」では発生しない。また、ワンセグ視聴中に特定コンテンツから音声出力の設定を行うと、電源がリセットされることがある。
2と3の事象が発生した場合でも、データの消失などは発生しないという。ソフトウェアアップデートにかかる情報料や通信料は無料で、電波の状態にもよるが、アップデート作業は最大5分程度かかる。