このガンダムシリーズに、本命のテレビ放映が始まると噂が絶えません。この話題は既に監督人事にまで及び、監督は「鋼の錬金術師」を手がけた水島精二氏、キャラクター原案は高河ゆん氏という新ガンダムが2007年秋よりテレビ放送スタートするという噂があります。
この次世代ガンダムは、「ProdactionI.Gと東北新社が組んでWOWOWで放映する」CGを多様した「REIDEEN」のような、CGアニメが実現する気がする。PS3で描き出したCGアニメがTVアニメでも実現するのか?
系列局のMBS(毎日放送)では、有名なアニメ枠となった土曜日18時台に「ハガレン」(「鋼の錬金術師」)が予想GUYの人気となり、07年春枠で「ハガレン」製作したボンズが新たに制作した「天保異聞 妖奇士」をやっています。この番組の後はまた「ガンダム」シリーズになるようですね。ですから、「ガンダム」の合間を埋める作品の視聴率やビジネスが今後の方向性のポイントになるんではないでしょうか。
「機動戦士ガンダムSEED C.D.73 STARGAZER」
スターゲイザー その眼差しは星々の彼方 遥かなる人の未来へ・・・
警報のアナウンスが響き渡り、地球は未曾有の悲劇に見舞われた。
C.E.(コズミックイラ)73。
ザフトによるユニウスセブン落下の衝撃波は、都市を打ち砕き、津波が逃げ惑う人々を飲み込み、地球に深い傷跡を残していった。
恐怖と混乱のさなか、一体のモビルスーツが打ち上げ時を控え静かに空を見上げていた。
その純白の期待−STARGAZER−と共に星の世界を思う DSSDモビルスーツ開発チーム所属競れーね・マクグリフ。そしてまた一人、星の見えない黒煙の空を冷たい眼差しで見上げる地球連合軍ファントムペイン所属ストライクノワールパイロット スウェン・カル・バヤン。重ならない彼らの視線の先に、星は見えない・・・。
■DSSD(深宇宙探査開発機構)
(Deep Space Survey and Development Organization――通称DSSD)は、火星軌道以遠領域の探査および開発を目的に設立された機関である。地球連合、プラント、非同盟中立国家群が共同で設立に参画した組織で、地球連合、ザフトの両陣営に対して中立かつ特別の権限を持つ。その基本理念は「フロンティアの前進」――すなわちあらゆる国家、体制、宗教、民族を超越した、人類という「種」をより遠くの宇宙に送り出すことを基本理念としている。
■ファントムペイン(Phantom Pain)
「ファントムペイン」は、ブルーコスモスの最高意思決定機関「ロゴス」に所属する不正規特殊部隊だ。この部隊は、ブルーコスモスが私的に編成した私兵集団である。これまで、武力行使には地球連合軍に依存せざるをえなかったブルーコスモスが、自らの意思を直接に体現することを目的として生み出した武闘集団だ。
ファントムペインの組織の母体は地球連合軍の人員、機材によって構成されている。地球連合軍上層部からは「ファントムペインから物資・人員の提供を求められた場合には、速やかにこれに応じること」との、非公式だが抗いがたい通達が発せられている。そのおかげで、ファントムペインは行く先々で無制限の便宜の提供を受けることができる。しかし、この部隊に対して指揮権を持つのはロゴスと、ロゴスを代表した人物のみである。またファントムペインの詳細について知る者は、連合軍内部でもごく少数の幹部のみである。
私兵集団であるファントムペインは、地球連合とザフトが締結した休戦条約に縛られることがない。条約は、連合・ザフトの双方にNジャマーキャンセラーや核兵器、ミラージュコロイド、PS装甲などの装備を搭載した宇宙戦艦、核駆動モビルスーツの所有を禁じているが、ファントムペインはそれを無視して、これらを搭載した艦船で作戦を遂行する。また、ブルーコスモスの潤沢な資金を背景にしているので、その装備はもっとも先鋭的かつ贅沢である。
STAGE-1
ザフトのテロリストによるユニウスセブン落下事件「ブレイク・オブ・ザ・ワールド」により、地球上に降り注いだプラントの破片群。それは世界のあらゆる都市を壊滅させ、未曾有の悲劇を生むこととなった。
同時期、DSSD(深宇宙探査開発機構)の開発センターの保安副部長である、エドモンド・デュクロと同技術員セレーネ・マクグリフもまた、被害を受け水没した市街地にて開発センターへの帰還の手段を探していた。
そこへ突然巻き起こる爆発。被災地の避難民と救援部隊は騒然となる。黒煙の先に姿を現したのは、一機の所属不明モビルスーツであった。最終実験段階となった宇宙探査用MS「GSX-401FWスターゲイザー」の開発計画を推し進めるため、セレーネを見送ったエドモンド。やがて彼は、暴走し砲弾を放つ所属不明機を見据え、不敵な笑みを浮かべていた。
一方、ファントムペインの基地にて惨状を見つめるスウェン・カル・バヤンたちの姿があった。下される出撃待機命令。起動を開始する漆黒の機体。
混迷を極める地上から、星はまだ見えない―。v
STAGE-2
事実上の開戦ともいえる、ユニウスセブン落下事件「ブレイク・ザ・ワールド」以降、世界各地では地球連合とザフトによる戦闘が激化していた。
連合MSの研究施設を持つキルギスプラントにも、突如としてザフトのモビルスーツが襲撃し、施設を蹂躙していく。なすすべもなく殺されていく研究員たち。その時、薄明の空から漆黒のMSが舞い降りる。ファントムペイン所属、スウェン・カル・バヤンの駆る「GAT-X105E ストライクノワール」である。圧倒的な戦闘能力で次々とザフトMSを撃破していくその姿は、人々に戦慄を与えてた。
一方宇宙では、DSSD(深宇宙探査開発機構)の宇宙ステーションにおいて宇宙探査用の新型MS「GSX-401FWスターゲイザー」の機動実験が始まろうとしていた。
その時を待つソル・リューネ・ランジュと セレーネ・マクグリフ。その瞳は、スターゲイザーと共にまだ見ぬ星の彼方を見上げている−。
STAGE-3
ロード・ジブリールの地球からの脱出にともない、プラントと地球連合軍の戦闘はその戦場を宇宙へと移し、苛烈の一途をたどっていた。
その戦争とはまるで無縁かのようなDSSDのトロヤステーションでは、それぞれの研究に没頭する技術員に囲まれ、GSX-401FWスターゲイザーの深宇宙への旅立ちの準備が着々と進んでいた。そこへ突如としてステーションの通信システムが停止、同時にモビルスーツ部隊の接近が知らされる。自律AIを持つスターゲイザーの奪取を目的とした、ファントムペインによるものであった。ストライクノワールとヴェルデバスターの圧倒的な戦闘能力はDSSD保安部隊を追い詰めていく。
迫り来る漆黒の恐怖を前に、再び純白の機体が起動の光とともに顔を上げ始める。遠い星空を見上げながらその瞳に映すものは、戦争。
星を見る者、星を見ぬ者それぞれがそれぞれの戦いのために。
そして黒と白は交差する−。
「機動戦士ガンダムSEED C.D.73 DELTA ASTRAY」
第1話 「マーシャン」
火星移住者「マーシャン」。
彼らは、地球圏の紛争とは係わらず中立を貫いていた。
しかし、今回地球に来たマーシャンの一団は、
バウトロヤの宇宙ステーションに寄港後、
その船をプラントへと向けたのだった。
プラントでデュランダル議長と会見するマーシャンたち。
プラント政府は、遠い異国の地に住む彼らに対し、理解と協力の意を示す。
その直後、地球連合によるプラントへの宣戦布告がなされる。
マーシャンのリーダー、アグニスは、
副官ナーエの制止を聞かずに戦闘に参加することを決める。
それは、自分たちに対し理解を示したプラントへの返答でもあった。
やがて、戦闘は思いがけない展開を見せることになる……。
■ガンダムSEEDデスティニー全50話を記録! 最終回は、「最期の力」