政界一の漫画好きで知られ、「ウルトラマンガタロウ」や「ローゼンメイデン閣下」の愛称でマニアにも認められている政治家 麻生太郎 氏が音頭を取り、日本の漫画やアニメを、外務省の後押しでさらに世界に発信する取り組みが本格化している。マンガ、アニメが家電やカメラなどの日本製品と並んで「ジャパン・ブランド」の一角を担うようになっている。
外相の諮問機関「海外交流審議会」が昨年11月にまとめた情報発信力を強化するための報告書は、政府とアニメ製作者らのポップカルチャー勉強会の開催や内外の新進気鋭の漫画家を対象とした「日本マンガ大賞」(仮称)の創設、国際的に人気のある漫画やゲーム作家を「アニメ文化大使」として海外に派遣することなどを提案。外務省は平成19年度予算案にも関連費用を盛り込んだ。 麻生外相の漫画好きが有名になったのは昨年9月の自民党総裁選がきっかけ。趣味などが紹介され、「ゴルゴ13」をはじめ一週間に約20冊の漫画週刊誌を読破する意外な一面が広く知られるようになった。 漫画外交の展開は、「本人も『おれの出番だ』と思った」(麻生氏周辺)よう。漫画やアニメなどに造詣が深い「オタク」のメッカ、東京・秋葉原で街頭演説会に臨み、「自称オタクのみなさん」と呼び掛け、インターネット上で反響を巻き起こした。 その秋葉原には、キャラクター・グッズの売り場の脇に「太郎ちゃんの牛乳カステラ」が登場、「アキバのおみやげとして昨年暮れあたりから売れ行きが伸びている」という。関係者は「漫画好きの麻生氏は若者に受けている」と分析する。 1月中旬のリブニ・イスラエル外相との会談。「自分の子供たちも日本の漫画が大好きだ。イスラエル国内でも大変な人気だ」。中東問題など緊迫する国際情勢をめぐる意見交換の一方で、日本の漫画が話題に上ると、麻生、リブニ両外相から笑い声が漏れた。 日本の漫画が世界で人気を呼び、日本の伝統的な文化、芸能をしのぐ勢いで浸透し、文化交流促進の一助となっているというが、リブニ外相の発言はそれを示すものだろう。 外務省幹部は「若者を中心に日本の漫画の影響力は絶大だ。日本の外交に生かさない手はない」と強調。麻生外相も「(漫画は)外務省の官僚が逆立ちしてもできない役割を果たしてくれる。日本の文化を世界へ広めるための新たな担い手だ」と話している。
麻生太郎氏(週に漫画は)12〜13冊読んでる「時々2ちゃんに書き込む」 フジテレビ系情報番組「ハッケン!」にVTR出演した自民党の麻生太郎前幹事長が、インターネット掲示板「2ちゃんねる」に書き込みをしたことがあると告白。ネット上で話題になっている。 この日の放送では、番組の“ご意見番”田崎史郎さんが麻生氏の事務所を訪問する一幕を紹介。田崎さんが書斎に置かれた人気漫画「ゴルゴ13」のフィギュアを発見すると、麻生氏は「(週に漫画は)12〜13冊読んでるんじゃないかしら。少年マガジン、ジャンプ、サンデー、チャンピオンから…それこそビッグコミック、(ビッグコミック)オリジナル、モーニング、ヤングジャンプとかヤングサンデー…十何冊読みますねえ。きちんと読み続けてないとついていけなくなりますから」と応戦。“漫画オタク”ぶりを存分に発揮してみせた。 また先月23日の自民党総裁選当日に、インターネットの呼びかけで党本部前に約150人の若者が集まったことに関し、「2ちゃんねるはチェックするか」と質問されると、「書いたりなんかすることは、時々やったりすることがありますよ」と仰天の告白。「あれはなかなかいいとこ突いて…新聞記事なんかよりよっぽどいいとこ突いてますよ」と大絶賛した。 このやりとりに、2ちゃんねらーは「麻生最高!」「どこの板(掲示板)に、どんなレス(返信)したのか気になる」などと興味津々。一方で「俺は麻生閣下は大好きだが最近2ちゃんが2ちゃんがって言い過ぎじゃないかなと思う。俺達に媚び売ってるって感じがして嫌な予感がする。ほどほどで周りに敵を作らないように頑張って欲しい」との“忠告”も。いずれにせよ、ネット上における麻生氏人気は当分続きそうだ。
この日の放送では、番組の“ご意見番”田崎史郎さんが麻生氏の事務所を訪問する一幕を紹介。田崎さんが書斎に置かれた人気漫画「ゴルゴ13」のフィギュアを発見すると、麻生氏は「(週に漫画は)12〜13冊読んでるんじゃないかしら。少年マガジン、ジャンプ、サンデー、チャンピオンから…それこそビッグコミック、(ビッグコミック)オリジナル、モーニング、ヤングジャンプとかヤングサンデー…十何冊読みますねえ。きちんと読み続けてないとついていけなくなりますから」と応戦。“漫画オタク”ぶりを存分に発揮してみせた。
また先月23日の自民党総裁選当日に、インターネットの呼びかけで党本部前に約150人の若者が集まったことに関し、「2ちゃんねるはチェックするか」と質問されると、「書いたりなんかすることは、時々やったりすることがありますよ」と仰天の告白。「あれはなかなかいいとこ突いて…新聞記事なんかよりよっぽどいいとこ突いてますよ」と大絶賛した。
このやりとりに、2ちゃんねらーは「麻生最高!」「どこの板(掲示板)に、どんなレス(返信)したのか気になる」などと興味津々。一方で「俺は麻生閣下は大好きだが最近2ちゃんが2ちゃんがって言い過ぎじゃないかなと思う。俺達に媚び売ってるって感じがして嫌な予感がする。ほどほどで周りに敵を作らないように頑張って欲しい」との“忠告”も。いずれにせよ、ネット上における麻生氏人気は当分続きそうだ。