2007年F1の先陣を切って、参戦6年目を迎えるトヨタが、チームの本拠地のケルンで今季用新マシン「トヨタTF107」を披露した。全11チームの中で最初に発表された新マシンは車体周辺の空気の流れをよくするために、エンジンと変速機をやや前方に移動した。車体前部も昨年より少し高くなっているのが特徴。
昨年は故障が多く、2台で臨んだ18戦で12回のリタイアを喫し、表彰台は3位がわずか1回。過去5年間の最高は2位と勝利がないが、今年はトヨタのレース初参加から50年目で、所有する富士スピードウェイで30年ぶりに日本GPが開催される節目の年。 「挑戦の精神を忘れずに、初勝利を目指す」(岡本一雄副社長)と背水の陣で臨む。