今夏公開予定の「恋するマドリ」(大九明子監督)で、引っ越しをきっかけにしたオリジナルラブストーリー。日テレ系「マイ★ボス マイ★ヒーロー」やグリコ「ポッキー」のCMなどで話題をさらった“ガッキー”こと新垣結衣が、今年は映画に初主演する。今夏公開の「恋するマドリ」(監督大九明子)で、実年齢よりちょっぴり大人の20歳の美大生役。
ファッション誌「ニコラ」のモデルから05年4月に女優デビューして1年9カ月。“ガッキー”の愛称で親しまれている新垣が、ついに主役の座を射止めた。「恋するマドリ」は、20歳になった美大生が一人暮らしを始めたところ、さまざまなトラブルに遭遇。人との出会いや別れの中で成長する姿を、笑いあり、涙ありで描くラブストーリー。新垣は自身と同じ名前の主人公・ユイを演じる。 「恋するマドリ」は、一人暮らしをすることになった新垣演じる美大生・ユイと、ユイが住む部屋にかつて住んでいた女性・アツコ、上の階に住む青年・タカシの3人を巡る物語。ユイはタカシにひかれていくが、かつてアツコとタカシが交際していたことを知り、ユイは悩み、成長していく。 タカシ役は松田龍平、アツコ役は「バベル」で米ゴールデングローブ賞助演女優賞にノミネートされた菊地凛子がそれぞれ演じる。 映画は、若い女性に人気のインテリアショップ「フランフラン」が15周年記念企画として製作。目玉となる主役を、10〜20代の女性から「いま最も輝いている女の子」として注目されている新垣に依頼した。 メガホンを執るのは元女優の大九(おおく)明子監督(38)。新垣について「映像で見ていてとても透明感がある子だと思った。会った時の印象は、いい意味で“毒”を魅力的に表現できる人。私自身、女性の“毒”を映画の中で表現していきたいので、彼女に出会えて“やった!”と思いましたね」と女優としての才能を高く評価。恋人役を松田龍平(23)、あこがれの女性役に映画「バベル」で世界的な注目を集めている菊地凛子(25)が演じ、世良公則(51)が7年ぶりに映画出演する。 19日から撮影に入る新垣は「初めて主演することになり、とても光栄です。恋する女の子の切なくてもどかしい気持ちをリアルに、素直に表現できたらと思います」と意欲満々。ヒロインを務める映画「ワルボロ」も9月公開予定で、今年はドラマ、CMに映画も加わって大きな飛躍の年になりそうだ。 ■新垣結衣 ポッキー動画 - Pocky street