アイルトン・セナの甥 ブルーノ・セナ F1チームの注目を浴びる

　
　23歳のブルーノ・セナは2007年、イギリスF3選手権を卒業し、F1の登竜門ともいうべきGP2に参戦することになっている。
　
　ブルーノ・セナは、セナのマクラーレン時代のチームメイトで友人でもあり、現在レッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソの共同オーナーを務めるゲルハルト・ベルガーと親しい関係にあるにもかかわらず、自分自身の目標が2008年にトロ・ロッソのオファーを受けることだということを否定している。
　
　それでもブルーノは、今年トロ・ロッソのテストに参加すると言われている。
　

　
　しかし、イタリアの『La Gazzetta dello Sport（ガゼッタ・デロ・スポルト）』紙には、「僕の目標はトロ・ロッソだけでなく、どのF1チームにも興味を持ってもらうことだ」と語っている。
　
　また、ブルーノは自分の名前が有名であることが手助けになることもあるが、自分のレースキャリアにとって障害にもなっていると強調している。
　
「この名前はスポンサーを獲得することや、メディアの注目を集めるのには役に立っているけど、余計なプレッシャーにもなるんだ。多くのファンは僕が“新たなセナ”になると期待している。でも、僕はただのブルーノなんだ」
　
　さらに、今シーズンから参戦するGP2は厳しいチャレンジになるだろうと語っている。
　
「その準備はできていると信じているけどね」
　
　

　GP2スペインGP 故セナの甥が初優勝
　
　自動車レース、GP2シリーズは12日、当地郊外のカタルーニャ・サーキットで第2戦の1レース目が行われ、今季から参戦のブルーノ・セナ（ブラジル、アーデン・インターナショナル）がF1の登竜門と呼ばれる同レースで初優勝した。同選手は1994年にレース中の事故で死亡した元F1世界王者の故アイルトン・セナ（ブラジル）の甥（おい）。
　
　F1ウィリアムズのテストドライバーも務める中嶋一貴（DAMS）は15位。山本左近（BCNコンペティション）は9位、平手晃平（トライデント）は13位だった。

　
　

　Ａ・セナの甥、迷い犬はねてＧＰ２のレースを棄権
　
　自動車レースＧＰ２のブラジル人レーサー、ブルーノ・セナ（２４）が１１日、当地で開かれたトルコ・グランプリでコースに迷い込んだ犬をはね、レースを棄権した。

　ブルーノ・セナは、Ｆ１の名レーサーだった故アイルトン・セナの甥（おい）に当たる。

　レース中に２匹の犬がコースに迷い込み、セナの運転する車がそのうちの１匹をはねた。これにより、マシンの右フロント・サスペンションが破損したという。

　

　ブルーノ・セナ　ホンダのテストでＦ１ドライブの夢がかなう
　
　２００８年シーズンが終了してまだ２週間ほどだが、ホンダはテスト地としておなじみのバルセロナに戻り、２００９年シーズンに向けたテストを開始した。
　
　月曜日の午後にはブルーノ・セナが初めてＦ１カーに乗ってコースへと出た。最初は溝付きのタイヤで走り、その後、セッション中盤には中古のスリックタイヤへと履き替えた。。

「Ｆ１テストの初日は、僕にとっては期待通り素晴らしい日になったよ」とセナは語った。「とても楽しかった。午前中は、自分の番が来るまでに集中してできる限りの準備をした。チームラジオを聞き、チームがどのように仕事をするのかを見ていたよ。とても落ち着いていたけど、ガレージから出て最初の１周をしているときには、この瞬間がとても重大であることを理解していた。これはとても特別な機会だし、僕はこれまでずっとこれを夢見てきたんだ」
　

　
「チームは素晴らしく、自分のレベルをつかむのを僕に任せてくれた。でも２回目の走行の最後には、僕は既にかなりクルマに慣れていたよ」と彼は続けた。「ギアシフト、エンジンパワー、そしてエアロダイナミクスは、ＧＰ２に比べると全く違って、新しい感動の連続だった。水曜日に向けて、よりクルマになじむためにいくつか調整が必要だけど、全体的には満足しているよ。もちろん、やることがすべて役に立つようになって一人前だけど、今日自分が達成したことには満足しているし、これから周回を重ねるごとに速くなっていくと思うよ。僕にとっては本当に素晴らしい日だった。これを実現してくれたホンダチームには本当に感謝しているよ」

セナは水曜日には丸１日走行を担当する予定となっている。

　
　
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