白金ナノコロイド・アスタキサンチン・コエンザイムQ10など抗酸化成分が話題ですが、なんと富士フイルムが2007年1月に抗酸化作用が高いといわれる天然色素、アスタキサンチンを独自の技術で肌に浸透しやすくして配合した美容液「エフ スクエア アイ インフィルトレート セラム リンクル エッセンス」(30ミリリットル、税込み8400円)を発売するそうです。なぜ?
今年9月、スキンケア分野への参入を表明。機能性スキンケア化粧品「エフ スクエア アイ」シリーズなどを発売しており、新商品投入で品そろえを強化する。 富士フイルムは、カラーフィルム事業などで、15ミクロン程度の厚さの中に10数層の化学成分を塗布するナノ技術を持つ。感光を追及する中で、任意のケミカルを特定の場所で反応させる技術や、解析技術にも強みを持っており、健康に役立つ成分の吸収、浸透、安定化などにこれらの技術を動員した。 富士フイルムライフサイエンス事業部の友納睦樹担当部長は「有効成分は多ければよいというものではなく配合比率が重要。最も効果的な比率を自社の解析技術で解明し商品にいかした」と商品の強みを説明する。 ヤマハ発動機アスタキサンチンを、大量培養生産を開始 ヤマハ発動機は、富士フイルムも着眼した、アスタキサンチンを、大量培養する技術を確立。10月から生産を開始、化粧品メーカー、飲料メーカーなどに納入している。化粧品素材の生産を通じて、コスメ産業に間接的に参入した。
アスタキサンチンとは。 サケやイクラなどに含まれる天然カロチンの一種で、ビタミンEの1000倍という非常に高い抗酸パワーでさびついた肌から元気な肌へ導きます。 年齢によるお肌の悩み対策に欠かせない注目成分です。
アスタキサンチン アスタキサンチンを作り出すのは“ヘマトコッカス藻”という藻 アスタキサンチンは、サケやイクラ、エビ、オキアミなどに多く含まれる天然の色素成分で、海洋性のカロテノイドの一種。強力な抗酸化作用を持つことで知られる。最新の研究では,アスタキサンチンがパーキンソン病の改善効果を期待できるというデータも出ている。 こうした“脳のアンチエイジング”と呼べる分野において逼迫する医療保険財政,現実に起こりつつある労働力不足,そしていつまでも健康で美しくありたいという人間本来が持つ高いQOLや若さへの憧憬。これら社会環境および消費者のニーズに応えるテーマとして,アンチエイジングは最重要テーマとなっている。