気象庁が8月に開始した「緊急地震速報」を使うサービスが本格化している。地震の最初の揺れ「初期微動」を観測し、現在地に揺れが到達する前に地震が起こることや推定される震度などを知らせるもので、ビジネスが本格的に始動しはじめている。
緊急地震速報は地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを解析して震源や地震の規模(マグニチュード)を直ちに推定し、これに基づいて各地での主要動の到達時刻や震度を推定し、可能な限り素早く知らせる情報です。 この情報を利用して、受信して列車やエレベーターをすばやく制御させて危険を回避したり、工場、オフィス、家庭などで避難行動をとることによって被害を軽減させたりすることが期待されます。
現在は、この情報の提供先は企業や団体などに限られていますが、今後個人向けの情報配信実験も開始される予定です。 ■ 気象庁:緊急地震速報について