東芝が、100Gバイトの小型ハードディスクを発表しましたが、この発表がまた騒動と想像をかきたてています。そうです、ご存知の方にはピン!とくると思いますが、東芝のHDDは現在のアップルのiPodにも搭載されているので、今回の100GBハードディスクの製品化=iPod100GBモデルの登場を予感させるのです。
これまでiPodのハイエンドモデルに東芝製のハードディスクドライブを採用してきたAppleは、これまでも最新モデルが発表されると即座にそれを採用してきた。例えば直近では、同社は9月に80Gバイト版のビデオiPodを発表している。 今回の製品化で、2007年に大容量iPodが登場する可能性も開けてきたのです。 もっとも東芝の関係者は、この1.8インチドライブの供給先については情報を提供しておらず、Apple Computerも同製品を利用した大容量iPodの登場は憶測に過ぎないとして、同音楽プレーヤーのアップグレードについてコメントを避けている。 新型ドライブを採用した製品の発売は2007年第1四半期になる見通しだと、東芝の関係者は語っている。 今回発表されたドライブは前モデル同様、データを格納する2枚のプラッターで構成され、垂直磁気記録技術を採用することで単位面積あたりの記録容量の向上が図られている。 ディスク回転数は4200rpmで、データ転送速度は100Mバイト/秒。 iPodの容量が80Gバイトから100Gバイトに拡大されれば、Appleは同プレーヤーに保存可能な楽曲数が2万曲から2万5000曲に増えたことを謳うようになると思われる。 Appleがデジタルメディアプレーヤー市場を独占しているように、東芝も、小型デバイス向けハードディスクの市場を独占している。調査会社IDCによると、東芝は2006年第3四半期に80%の市場シェアを確保しており、2000年の発売以来1.8インチドライブを累計4000万台出荷しているという。